革命は三代で成立する

分類すれば、革命は三代で成立するのかもしれない。初代は松陰のように思想家として登場し・・・。二代は晋作のような乱世の雄であろう。三代目は、伊藤博文、山県有朋・・・、理想よりも実務を重んずる三代目たちは、・・・革命を実務と心得て、結局は初代と二代目がやりちらかした仕事のかたちをつけ、新しい権力社会をつくりあげ、その社会をまもるため、多くは保守的な権力政治家になる。山県狂介が、あるいはその典型かもしれない。

(司馬遼太郎 世に棲む日日(四) 御堀耕助の章)


何でも一朝一夕には事は為らない証左。ただし、結果、守りと権力に落ち着くのはさみしさを感じるなあ。。

皆さんはどう思いますか???