見出し画像

【二次小説】続きに詰まった…手が止まったら読む記事

こんにちは。
今日は小説執筆中に続きが出てこなくなったらどうしよう!?こうしよう!という話です。

執筆中、ノリノリで爆進してる時って本当に楽しいですよね。でも続きに困って手が止まったり、なんだか急に書きにくくなって嫌になることもあります。
ありますよね?
これ、しんどくないですか???


という訳で、早速対策の話

以下、私が止まった時に試してみる対策です。

①とにかく場面転換する

中途半端な所だろうがなんだろうが、「。」が付く所でぶちっと切ります。台詞の途中だったら括弧を閉じる。そして改行して1~2行隙間を空け、時間が経っている事がわかる文章を一行書き、次のシーンを始めます。

時間経過がわかる一文とは、

――そして、その夜。

とか……

翌日。
昨日の雨はすっかり上がり、いかにもお出かけ日よりの朝となっていた。

とか……

――あれから一週間が経った。
「それで、Aとはどうなったの?」
オフィスでBに尋ねられ、思わずギクリとした。(※台詞を混ぜたりして次の話題を展開する)

このような文章です。
――(ダッシュ)を使うとなんだかそれっぽくなりますね。時間経ったんだな~。みたいな感じがします。
ダッシュ記号は二個繋げて使うべしと聞いたので、私は普段そのようにしています。
環境によってはダッシュの間に隙間が空いたり、表示が違っていて雰囲気が変わる場合もあるみたいなので、この辺はお好みで研究してみてください。

さて。
「で、さっきの無理やり終わらせた半端な文章の所はどうするの?文章は読点で閉じても、別に話はちゃんと終わってないんだけど……」
と思われた方。

そ……そんなものは後で考えればいいんですわ!

ジグソーパズルと同じように、周辺が出来上がると、さっき書けなかった部分に入るべき文章の輪郭が浮き上がってくることがあります。その可能性に期待して、今はスルーを決め込みましょう。

悩んで止まって書く気力や勢いを失う方が危険度高いので、私はこのようにスキップ作戦をやってみたりします。とにかく終わりまで到達してから細部を考えていく方が、小説を完成させられる確率が上がるので安全なんです……。

※たまにこのやり方が合わない人もいるので注意。頭から順番に書かないと何も思いつかないという人は、無理せずこの方法は諦めてください

※この無理やり場面転換する方法は、簡単なプロットがある時におすすめです。次に書くべきシーンがわかっているので、転換してすぐ書き始められます。


具体例
シンデレラのお話でやってみます。

シンデレラは舞踏会に行きたいけれどドレスがないから行けない

魔法使いが助けてくれてドレスGET!

舞踏会に行って王子様と出会い結婚できた

このプロットで、例えば「魔法使いにドレスを貰った後、どうやって舞踏会の会場まで行けたんだ…? 思いつかない…」と、詰まってしまったとします。

シンデレラのお話では、そこは魔法使いが馬車も用意してくれたので解決しますが、もしそういうエピソードが思いつかない場合、

(略)シンデレラはこうしてドレスに着替えることができました。


――美しく着飾ったシンデレラがお城に到着すると、既に沢山の人たちが楽しそうに踊っていました。

このように困った部分をすっ飛ばしてもなんとかなります。
というか、短縮できるのでむしろテンポアップして良いかも。結果だけ書いても割と成立するものなんですね。

詳しく丁寧に書きすぎてしまう人、繋がりを考えすぎて手が止まりがちな人には、このスキップ作戦がオススメです。



②プロットを見直す、または作ってみる

進む方向がわからなくなって手が止まったケースに対応するやり方です。大まかな流れをメモしたものがあると、詰まった時に便利ですよね。

プロットなしで始めた人は、詰まってしまったら一旦本文から離れて、お話の簡単な筋書きを書き起こしてみましょう。
この後、どんな流れに持っていけばいいんだっけ?というのがわかればいいので、シーンごとに短く一言でメモする程度で大丈夫です。
プロットができたら①のやり方で、繋がりを気にせず本文を書いてみてください。

プロットがあるのに詰まった人は、

・話の展開が気に入らなくなった
・プロット通りに進めると無理が出ると気づいた

原因はこの辺りではないでしょうか?

この場合、取れる手段は3つあって、
1.練り直す
2.ボツにする
3.そのまま書く

ですが、私のおすすめは「3.そのまま書く」です。
勿論、頑張れる人はシビアに1か2を選べば良いと思いますが、そんな人はこんな記事見てなくない……?とも思うのであります。
そんな所はとっくに通り過ぎて、困り果ててどうしようもない人がこの記事を読んでらっしゃると思うので。

そのまま書こう!
完成させて投稿!
納得してないからもしも評価が悪くても、これはしょうがない!作者だって納得してないんだから当然!

そしてサクッと次の作品に移り、しばらくしてから焼き直しすればいいんです。二次創作なんだから、同じようなシチュエーションを何度書いたっていい……! 読者も割とそれを望んでたりします。推しの出てくる小説なんてなんぼあったっていいですからね、多い方がいいに決まってる。だから完成させて投稿しよう!!(※やや読者目線の入った意見)

時間を置いてみたら、もっと説得力のある展開、綺麗なアイデアを思いつく事もよくありますよね。それまではレベル上げの為に、完成作品を増やして投稿して行くのが良いと思います。

「完成させる=経験値ゲット=レベルが上がる」とよく言われますが、これは本当にそうみたいです。
どんなに良い文章でも、作りかけでずっと放置していると何となく重荷に感じませんか? 投稿もできないですし。
気に入らなくても一応完成させるクセをつけるのは、自分で思っているよりも良い影響があるなと感じます。



③ご都合主義でとにかく脱出!

①でブツッと途切れた文章の塊をいくつか作った人、またはプロットの練り直しに入る人で、どうにも困った部分が解決できない時。

ご都合主義でどうにかすればいいじゃない

だって二次創作だもの。
プロの小説なら怒られるトンデモご都合展開で詰まりをちょこちょこっと解決したとしても、許されてハッピーなのが二次創作です。結末やシチュエーション、キャラの解釈など、他の部分が面白ければよくないですか……? 二次は大抵そちらがメインですから。
重厚な本編考察小説などをやりたい人は別ですが、エンタメなら全然ご都合主義でお話を進めても良いでしょう。繰り返しますが、完成しないよりめちゃくちゃ良い。


さて、この③で解決するタイプの詰まりというのは、先程のシンデレラのプロットで言うと「そもそも魔法使いが助けてくれること自体思いつかなくて困っている」という感じでしょうか。

シンデレラは舞踏会に行きたいけれどドレスがないから行けない

(※何らかの理由で)ドレスGET

舞踏会に行って王子様と出会い結婚できた

うわー困ったぞ、結構重要な部分なのに思いつかなくて続きが書けない。

となった時、
(※何らかの理由で)
↑ここへ、ご都合主義をポイッと入れればOKです。魔法使いもご都合主義の代表格なので例えが悪かったですが。
例えば、

・物置を探したらすごいドレスが出てきて……

・密かに心配してくれてた隣のおばさんが実は没落貴族で、若い頃着ていたドレスをくれて……

・ボロ服のままお城の側へ行ってみたら、王様の家来に何か勘違いされてドレスに着替えさせられて……

こんな感じ、単純明快に、そうだったら良いけど、そんなわけあるかいなと思う状況を思い切って入れましょう。その後の「王子様と踊って褒められるシンデレラ」や「いじめてきた継母達を出し抜いてスカッとするシーン」などがちゃんと書かれていれば楽しい物語です。

※「なんやかんやでドレスGET!」と、ここを丸ごとすっ飛ばしてしまうと流石に説得力が消滅するので、変化が大きいシーン(事件シーン)の場合は①のすっ飛ばし作戦ではなく、③のご都合主義作戦をオススメします。


おわり

以上です。

二次創作で小説書いてて詰まることがあるけど、ここにその解決策はなかったよ。そういう問題じゃないんだよ……
となってしまった方はすみません。私がよく話と話の繋ぎ部分で手が止まるので、その辺りがメインの話になってしまいました。
でももし何か参考になる所があれば嬉しいです!

特に「とにかく場面転換」作戦は、実際にシナリオ執筆のコツとしてレクチャーを受けた内容ですので、初耳という方はやってみてください。グダグダ展開を解消する秘訣です。
最近は基本的にテンポがいい作品が評価される傾向にありますから、グダグダ解消は書く側にも読む側にも良い結果に繋がると思います。
ではまた!📔



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?