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掌編小説

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何となく思いついたものを、書きました。
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記事一覧

【掌編小説】昼下がりの洋館

高い塀で囲まれた立派な門の洋館。生まれてから二十年近く、この近所に住んでいるが、不思議と…

【掌編小説】恋の栞

舌を絡め合い、滑らせるように唇を首筋に這わせ軽く吸い付く。そして乳房を愛撫してから挿入し…

【掌編小説】白い憧憬

高く暗い天井から、規則的な間隔で差し込む四角い光が、資料館のエントランスホールに置かれた…

【掌編小説】マウント・クイーン

私より仕事が評価される、私より綺麗、私より人気者。そんな奴らが嫌いだ。縁の下の力持ち? …

【掌編小説】アフロヘアーの女の子

「もうこれ何なんだよぉ・・・ほんと嫌なんだけど」 と、小さく呟いた。目の前には積み上げら…

【掌編小説】マレーグマ

小脇に抱えたスケッチブックがバサッと地面に落ち、軽やかな風がページをめくった。白黒で描か…

【掌編小説】シノノメの婆さん

まただ。やっぱりダメだったか・・・ 面と向かって上司に退職する意志を伝える事ができず、無断欠勤。退職に至る思いと、会社に対するどこか形式的な感謝の気持ちを手紙にし、退職願を添えて速達で郵送。どこの会社も意外とこの方法でスムーズに退職願を受理してくれるし、それに伴う煩わしい手続きも郵送で対応してくれる。「退職の一か月前には会社に申し出ましょう」だとか、「法律的には、二週間前に会社に申し出れば、どんな理由であろうが退職できる」だとか色々あるらしいのだが、引き留められることも無く

お知らせ

以前、noteで発表いたしました、私、見山タクの処女作であります超短編小説「幸福な生活」を、…

【掌編小説】堕ちる

「平凡」という言葉が嫌いだ。 父は公務員、母は専業主婦、そして二つ違いの兄は会社員。これ…

【掌編小説】幸福な生活

フローリングに寝そべって、天井を見つめる。窓からは暖かな日差しが差し込んでいる。私は満た…