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人の価値観

初対面でも気の合う人とは何時間でも語り合えるもので、今日も初めての人と6時間喋り続けた。
ざっとパートタイムと同じような時間を贅沢にもcafeの片隅でモーニングを食べた後、そのままお冷やを飲み、途中店員さんが「何か飲まれますか?」と言ってきて初めて二杯目のコーヒーを頼んだのだった。

そこまでして喋りたかったのか?
普通に考えて、初対面だとあいさつ程度で「また次回ゆっくり会いましょう」と言って別れるのがセオリーかもしれないが、今日はなぜかそのまま別れるのが惜しいと思ったのか、お互いが時間があったからと言うのもあるが、その相手の方の家まで送りますよと言い、私達は喋り続けた。

コミュニケーションって大事だ。
言葉を重ねていくと、その人の向こう側が見えてくる。そのことについて、人の感覚を感じすぎる事をHSPと言うらしいが、私はまさにそのHSPだと思う。

それはコミュニケーション能力が高い人ほどなりやすい。なぜなら相手のことをわかろうとする能力が高いからその言葉の奥まで見えてしまうのだ。

中には見たくもないものまで見えてくることがある。聞きたくないものは耳を塞げば良いのだが、数少ない言葉から、推測されるかのようにイメージが湧いてくるものは目を閉じても耳を塞いでも感じてくるのだ。

だから、人と話すときはなるべく感情に鈍感になるように心がけている。
それは自己防衛のためであり、決して周りの人にとっては有益なことではないかもしれない。

コミュニケーションの仕方なんて人の数だけある。だけど人と人の間にはコミュニケーションが必要なのだ。

話が長続きする人とは、どこか同じものがあるのだ。それは、今世でのことではないかもしれないと、そう書いてあった誰かのブログを見たタイミングが良すぎて笑えてきた。

価値観なんて、目には見えないから話さないとわからない。お金の使い方も一緒にいないとわからないように、物に対する価値観はそれをどう使うかによって変わる。

だから、世間話をすることがその人の価値観を見るいちばんの早道だ。
一緒に過ごす時間が長ければ長いほど、相手のことが理解できるように、話せば話すほどその相手の表情や仕草、雰囲気で価値観がわかってくるのだ。

実に面白い。
わかりすぎるほどわかるのは、自分を苦しめるだけだと思っていたが、実は使い方次第で人生を楽しめる事を知った。

悪くない。
この先も面白い人生になりそうだし、また面白い人に会えると思っている。

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