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映画感想文~『トゥルーマン・ショー』

コメディといわれていますが、絶対恐怖映画だと私は思っています。
もしもこの映画の出来事が現実にあるとすると、こんな怖いことはないです。

典型的なアメリカ市民・トゥルーマン。だが彼の暮らす環境は、どことなく不自然だ。それもそのはず、実は彼の人生は、隠しカメラによってTV番組「トゥルーマン・ショー」として世界中に放送されていたのだ!家族や友人を含めたこれまでの人生が全てフィクションだったと知った彼は、現実の世界への脱出を決意する…。メディアによって作られた人生の悲喜劇に、見事なリアリティを与えているジム・キャリーの熱演が光る傑作コメディ。

allcinemaより

上のようなあらすじですが…短い文章ですがほぼラストまでネタバレされてます。
1998年の映画なので、もう25年前になるんですね。

起きてから眠るまで(夜間は放送を止めてるようなので)言葉も行動も世間の目に晒されて、人に笑われたり泣かれたりしてるなんて。ホラーでしかないです。

そして家族も友人も街も人生も作られた物だとわかった時なんて
人生ひっくり返されるどころの騒ぎじゃないレベルで想像できません。

いきなりどこかに向かって商品の説明を始める(CM)妻や友人が怖かったですし、
妻役の人、すごくリスクが高い役割すぎて理解不能です…。どうしてその仕事を引き受けたんだろう(映画の中の話です)。
最近『真実の行方』を観たのですが、検事役の人どこかで見たことあるなあと思ってたら、この映画の妻役の人でした(ローラ・リニー)。

本当の世界に踏み出すトゥルーマンの強さと哀しい笑顔に向けて、トゥルーマンがずっと忘れられなかった運命の彼女と会うことができますように、そして静かに幸せに暮らせますように、と願わずにはいられないラストでした。







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