マガジンのカバー画像

三宅島・御蔵島の農林水産業

57
運営しているクリエイター

#三宅村

三宅島で漁業者になろう!~漁業就業者フェア2024が開催されます!~

こんにちは、水産担当です。 7月15日(月・祝)に実施される漁業就業支援フェアに三宅島漁業協同組合も出展することになりました。 【場所】東京都立産業貿易センター浜松町館 2階    (東京都港区海岸1-7-1 東京ポートシティ竹芝) 【時間】12:30~16:00 (受付 12:20~15:30)  フェアの詳細はこちらをご確認ください                 →漁業就業者支援フェア2024(漁師.jp) そ・こ・で! 昨年の 漁業就業支援フェアから短期研修 

魚を捌いてみようシリーズ1

~~~この記事は、昨年3月末に離任した職員によるものです。~~~ こんにちは、三宅支庁産業課水産担当です。 今回から全4回にわたり「魚を捌いてみようシリーズ」をお送りします。 ちなみに過去記事では、「おいしい魚の食べ方シリーズ」と称して https://note.com/miyakesangyo/n/n31a20bc6f7f5 https://note.com/miyakesangyo/n/nb4b79fdc05c7 https://note.com/miyakesang

三宅島で漁業者になろう!―3年ぶりに三宅島漁協の短期研修が開催されました!―

こんにちは、水産担当です。 今回は、3年ぶりに開催された三宅島漁協の短期研修の様子をご紹介します。 漁業者を増やしたい! 近年、全国的な漁業後継者不足が問題となっていますが、三宅島においても漁業者の減少と高齢化が急速に進んでいます。 そこで、平成24年に漁業者の増大と定着を図るべく、漁協、漁業者、村及び都が一体となり「三宅島漁業後継者育成対策実行委員会」を立ち上げました。当委員会では、新規就業者が独立するまでの研修制度や独立時の費用負担の軽減に関する仕組みづくりを行ってい

三宅島さかな図鑑を改訂しました

こんにちは、三宅支庁産業課水産担当です。 今回は、令和4年3月に第3版を発行した「三宅島さかな図鑑」について紹介します。 三宅島さかな図鑑とは 東京都三宅支庁では、「三宅島の魚」を広く知っていただくため、関係者の皆様のご協力を得ながら、平成28年に「三宅島さかな図鑑」を発行しました。 第2版を発行してから5年が経過し、三宅島の気候、とれる魚種、漁獲時期が変化するなか、「三宅島さかな図鑑」第3版を発行することとなりました。 見どころ紹介 1 新たな水産物の追加 第3版で

「海にやさしい」定置網が「島の魚」を届けます

こんにちは、三宅支庁産業課水産担当です。 今回は、昨年4月に操業を再開した三宅島の定置網漁業についてご紹介します。 定置網漁業とは 定置網漁業とは、漁具を一定の場所に設置して営む漁業を指します。 一般的な漁業では、魚の群れを探して仕掛けを投入しますが、定置網漁業では沿岸に来遊してきた魚の群れを網に誘い込んでとらえます。 定置網の歴史は古く、江戸時代に始まったと考えられています。 技術の向上に伴い、地域や対象魚種などに合わせて様々な種類の定置網が開発されてきました。 三

三宅島産業祭が開催されました

令和3年11月19日(金)・20日(土)に、三宅島産業祭が開催されました。 昨年に引き続き規模を縮小しての開催となりましたが、 秋晴れの中、農産物品評会と苗木の無料配布が行われました。 三宅支庁産業課の職員もお手伝いさせてもらったので、当日の様子をレポートします。 農産物品評会 三宅島内で育てられた野菜40点、果樹36点、花き14点、 計90点もの農産物が出品されました。 三宅島の特産品であるアシタバや赤芽イモ、キキョウランのほか、 近年島内での生産に力を注いでいるカン

三宅島の特産品「アシタバ」

こんにちは、三宅支庁産業課です。 三宅島の特産品、アシタバをご紹介します! アシタバ(明日葉)は、伊豆諸島に自生するセリ科の野草で、「今日、葉を摘んでも明日には新芽を出す」と言われるほど生命力の強い植物です。伊豆諸島は1年を通して温暖であり、雨が多い気候で、アシタバにとって最適な環境となっており、全国有数の生産地となっています。 三宅島では平成12年の噴火前からアシタバの生産が盛んで、伊豆諸島で1位(全国でも1位)の生産量を誇っていました。平成12年の噴火により1度は生産

三宅島の水産

こんにちは、水産担当です。 突然ですが、みなさんは東京の水産物と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか。 今回は、都心から南に約180 km離れた三宅島の海の幸についてご紹介します。 三宅島のおさかな事情 三宅島近海は、魚の集まる良い漁場とされています。 それは、三宅島周辺の海底は凹凸のある地形をしており、そこに黒潮がぶつかることで、海水の中の栄養分がかき混ぜられ、魚のえさとなるプランクトンや小魚が集まりやすい環境となるためです。 三宅島近海には、あまり大きく移動しないキン

三宅島における漁業後継者確保育成の取組紹介② ―三宅島で漁業者になろう!―

 前回は、就業希望者マッチングの場から短期研修までの紹介でした。  今回は、長期研修から独立までをご紹介します。漁業者になるぞ!本格的に新しい人生へのスタートです。 漁業者になるための長期研修が始まります!  長期研修の開始時期は、漁協と相談しながら決めていきます。 まずは、漁協が指導者となる漁業者(親方)と相談し、どの船に乗るかを決定します。  住宅は、周年、漁協が借り上げている1戸建て住宅(木造平屋家屋)で生活していただきます。研修生が複数になると、新たな住宅を手配

三宅島における漁業後継者確保育成の取組紹介① ―三宅島で漁業者になろう!―

 水産担当です。三宅島漁協が中心となって、漁業後継者の確保育成に取り組む事例を紹介していきます。  三宅島で漁業者になりたいと思っている人、必見ですよ!  2回に分けてご案内します! 漁業者が激減!  三宅島では、平成12年7月の噴火により全島民が島外での避難生活を開始しました。その後、平成17年2月に避難解除となり島民が帰島しています。帰島した漁業者の内、漁業を再開する人は少なく、平成22年に実施した組合員の整理に伴い、噴火前の正組合員172名に対し、僅か36名となりま