寝ても覚めても

東出昌大不倫作 寝ても覚めても
東出くんが不倫してなかったら見なかったであろう作品。
妻のアマプラ乞食があるというのにgyaoで広告を掻い潜りながら見た。
最近一人の時間が多いので、久しぶりに独身時代のようなこういう貧乏な映画の見方をするのも悪くはないと思う。

結論から言うとかなり良かった。
相当良かったです。
方言はほとんど違和感しかなかったけど内容は相当良かったです。

序盤山下リオが亮平にキュンとしているところ吐きそうなぐらい可愛かった。山下リオ好きすぎ付き合ってほしい。




人を信じるって難しい。
信じるとはどういうことなのか。
その人が予想に反する行動を取ったとき、裏切られたとき、「信じていたのに」と思うのか。
伊藤沙莉は最初、唐田えりかとの関係を親友だと自称していた。
そして唐田えりかが麦と走ったとき、いつか笑い話になったらええなと言った。
信じるというのは本来自分に都合の良い部分だけを受け入れることではない。
自分の物差しで測れるものだけが信じられるものではない。
その人の一挙手一投足、その人のすべてを受け入れる、認めることだろう。
"その人がやったこと"の肩書があれば、何でも許せてしまうことだろう。
私は人に「君のやることなら人を殺すぐらいまでなら私は君の味方につくよ」と言うことがある。
私はそれを「信じる」と定義している。



とりわけ、田中美佐子の「ええなぁ〜」がやっぱり一番良くて、みんな、「ええなぁ〜」って言ってほしいよな。
これも信じることの一種の形だなと思う。
私もそういう感性を一生持ってなくちゃいけない。
他人が決断したことにええなぁと思ったら「ええなぁ〜」と言う。
そこはもう倫理とかの世界ではない。

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