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#38 コロナ禍やウクライナ情勢から学ぶ食料事情


コロナ禍の状況

新型コロナウイルス(COVID-19)は、2019年12月に中国・武漢市で最初に発生したと報告され、その後、武漢市の他の地域や中国全土に感染が拡大し、2020年1月には世界保健機関(WHO)が国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)を宣言しました。
約3年間、私たちはこの未知なる感染症との格闘をしてきたわけですが、振り返るといろんなフェーズがあって、最初は致死率がどうなのか、どこまで感染対策を講じればいいのか、情報も不足していたのもあって、マスクは買えなくなるわ、病院にもかかれなくなる、など相当混乱しました。また、どんどん変異していくウイルスの情報もその対応策を難しくしていたと思います。学校現場もかなり振り回されました。毎日の検温と健康観察、教室などの消毒の徹底、学級閉鎖や学年閉鎖の多発、授業での制限、学校行事の中止など、相当な学校現場の負担が増え、子どもたちの活動制限も大きかったのは事実です。

学校給食での対応

学校給食では、グループで話をしながら食事をすることができなくて、全員一方方向に向いて、マスクを外すため、お喋りは一切禁止という措置が取られたのは皆さんご存知の通りです。配膳においては、個包装で準備したり、トングなどの共用をしないようにしたり、品数を制限して配膳の負担軽減を図ったりと献立の見直しも余儀なくされました。


食の業界における変化

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