見出し画像

#144 一次加工の可能性〜食品乾燥加工について


ドライフードの世界市場について

日本では、保存食としてドライフードは結構馴染みがありますよね。切り干し大根、乾燥わかめ、干いも、干し椎茸などなど、昔から多用していて、「いい出汁が出る」とか「栄養が凝縮されている」などと言うイメージもあります。

世界的に統計を見ると、乾燥加工食品の市場は拡大していて、全体の1/3をドライフルーツが占めています。ドライフルーツは持ち運びやすく、栄養価が高く、スナックとして人気があるためのようです。
これから最も高い成長率になると予測されているのは、乾燥野菜で2028年には43億米ドルに達すると見込まれていて、健康志向の高まりと利便性の向上がその要因だと言われています。
地域別での成長率がこれから伸びると考えられているのが、アジア太平洋地域と言われていて、中間所得層の台頭と都市化の進展による可処分所得の増加で需要が拡大するとの予測に基づいています。

ドライフード市場が拡大する4つの要因

ここから先は

2,599字 / 1画像
この記事のみ ¥ 500
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?