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#24 調理場設計と地産地消や食品ロスへの対応

https://stand.fm/episodes/6496483218ec50bc7afa6673

今日は、最近言われている地産地消の推進と食品ロスへの対応についてのお話です。コロナやウクライナの関係で、ここ数年「食の安全保障」という観点から、食材の安定的な確保の重要性がクローズアップされていますね。


地産地消をなぜ進めるのか

まずはカーボンニュートラル達成との関係があります。遠くから、しかも海外から食料を運搬すると当然、車ならガソリン、船なら重油が使われるので、運ぶ距離が長ければ長いほど、CO2を多く排出してしまうということがあります。数年前までは中国産の冷凍食材が安価であることから、冷凍なので、多く収穫できる時に一気に一次加工して保存しておくので、その食材が取れない時期であっても入手可能になるなど、メリットもあったわけです。中国の人件費が安かった頃にはその価格メリットを享受できたわけですけど、そのあたりも変化してきていますね。CO2は出すし、価格も高いということになると、地元で採れた野菜などは、大量に採れて廃棄してしまうような時期には地元で一次加工する方がいいじゃん、ということになるのです。それは、地元農家の収入にも繋がるから、地元経済にもメリットがあるということです。
また、地元加工ということになると「顔の見える生産者」から調達できるということになります。地元というわけでなくても、「北海道の〇〇さんが丹精込めて有機無農薬で栽培しました」っていう顔が見える安心に対して、相応の対価を支払って購入する人も増えてきていますね。
で、こういう国内産地の食材を出来るだけ使うと、中国と日本のいろんな関係で輸入量が減って価格高騰になるようなリスクを回避できるわけで、だから地産地消が食の安全保障に繋がる、と言われているのです。

食品ロスへの対応について

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