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走ることについて改めて考えてみる

6月17日、日光ウルトラマラソン62.195kmの部に参加してきました。

今回は奥さんと一緒に走りました。タイムも順位も狙うつもりはないゆるラン。緊張感漂うようなレースではなかったので、気持ち的にはとても楽でしたが、我々夫婦にとっては大事な区切りとなるレースという位置づけでした。二人で事前に「とにかく楽しもう」と話していて、7時間40分という長旅は夫婦のかけがいのない時間になったと思います。これまでのこと、これからのこと、深い話も他愛ない話も全てひっくるめて若い夫婦には必要なんでしょうね。結婚2年目。まだまだ未熟ではありますが、膝を突き合わせながらちゃんと話し合い、相手のことを知って自分のことを知ってもらい、そういった中で人生においては欠かせない存在になっていくのだと思います。

自分史上最高に楽しかったレース。結婚しても二人で過ごす時間はなかなか取れず、忙しい毎日でした。不満もたくさんあっただろうなという反省も今は多いです。人生において大切にしたいものを改めて考える時間になりました。


自分自身の「棚卸し」をしていく上で、走るということを考えないわけにはいかないので、ブログは何から書き始めようかと思った時に真っ先に頭に思いうかんだテーマが「走ることについて改めて考えてみる」でした。僕自身は決して特別な陸上競技選手ではありません。走るのは人並み以上に得意だったので、普通の人が見れないような景色も見ることはできました。んが、文章に起こすとなると申し訳ない程度の走力と成績です。それでもここは恥を忍んだ自叙伝ということであしからず(苦笑)

また、ランニングを通して出会った人たちはほんとうに自分にとっての大きな財産になっています。走っていなければ出会えなかったであろう人たちがたくさんいますし、奥さんとの出会いもランニングでした。自分の人生にとって大きな意味を持つ「走るということ」を振り返ってみたいと思います。

■走ることとは無縁だった幼少期

僕の故郷は石川県能美郡辰口町(現能美市)。北陸新幹線が開通してから金沢は一気に観光地としての注目度を高めましたが、少し車を走らせて郊外に出ればすっかり景色は変わり、畑と山ばかりの小さな田舎町になります。僕が育った故郷はそんなところでしたが、唯一誇れるものとすれば立派な陸上競技場があったこと。陸上競技とは無縁だった幼少期で、家族が陸上競技をやっていたわけでもなく、走ることが身近にあったわけでもありませんが、うちの町には立派な競技場があるということだけは理解していました。

毎年秋にはこの陸上競技場で町民大運動会があり、その年に活躍した町の有名人がこの陸上競技場で聖火ランナーを務めます。〇〇大会で優勝!新記録などなど、あまりよく分かっていなかったのですが、後から調べたらすごい成績を残していた人たちばかりで、町の有名人どころか、世の中的に見ても有名人だったようです。高校生でバルセロナオリンピックに出場した板倉美紀選手、20km競歩で世界記録を持っている鈴木雄介選手などもこの陸上競技場で汗を流しています。いやはや、シツレイシマシタ。。。

鈴木雄介
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%88%B4%E6%9C%A8%E9%9B%84%E4%BB%8B

板倉美紀
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BF%E5%80%89%E7%BE%8E%E7%B4%80


板倉美樹選手に関してはオリンピックのあとに練習中の大事故があったことでさらに有名になりました。当時のことはぼんやりとしか覚えていないのですが、事故後に陸上競技場で練習する板倉選手を見ていたので、とても印象深かったです。

決して運動が得意だったわけではなく、まさか自分が中学生になって陸上競技をやるなんて小さい頃は想像していませんでした。ただ、運動をしたいという漠然とした想いだけはあって、仮入部の時に楽しそうに走っている先輩を見て陸上部になんとなく入部。それが今につながる「走ること」との最初の出会いだったと思います。こんなに長く走り続けることになるとは想像もしていなかったのですが、僕の人生の大きな岐路になったことは間違いありません。もし、走っていなかったら今の自分の生活は180度変わっていただろうなぁ。人生って何が起こるかわからないものです(笑)

ちなみに、中学3年生の時は町民大運動会の聖火ランナーに抜擢!まさか自分が・・・劇的に周りが変わった中学の3年間でした。この話は次回。

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