準備期間1ヶ月でタイ語検定5級合格。

昨日私のタイ語の生徒さんから報告がありまして、無事タイ語検定5級合格していたそうです。すごい。
この生徒さんは、「今度タイに旅行に行くから」という理由で、タイ語の知識0からタイ語のレッスンを受け始めました。それが夏。タイ旅行から帰国後「タイ語検定受けてみようかな」と相談してくれたのが10月の始めでした。(タイ語検定試験は11月始め)
準備期間が短すぎるだろうかと心配する彼女に私は、「頑張り次第ですし、仮に落ちても勉強も経験も無駄にはならないので受けてみては?」と伝えましたが、
実際のところその時点では旅行に必要になりそうな最低限のタイ語を教えてあっただけで、助動詞でさえもほとんど手付かずの状態だったので、かなり厳しい戦いだとは思っていました。
そこからのレッスンは、5級範囲の文法をとにかく詰め込み教育しまくりました。大変だったはずなのに本当に必死でついてきてくれました。
また、語彙力にはかなり不安がありました。もちろんできる限り5級範囲の単語を徹底的に覚えるようには言いましたが。なにせ時間がない。
そのためレッスンでは、「単語が分からなくても正答を導く方法」を繰り返し徹底的に教えました。
最後の方のレッスンではかなり正答率が上がっていたので、「これは・・いけるのでは?」と思っていましたが、検定試験直後は、生徒さんから「ダメだったような気がします・・勉強不足でした。」との言葉がでていました。
しかし、頑張れば頑張るほど、試験での自分の未熟さに目がいき、自己評価が厳しくなる傾向があることを私は知っていたので、「いや、結果はまだ分かりませんよ」とだけ伝えていました。
そして試験結果。やっぱり合格。すごい。この準備期間はのんびりやの私にとってはかなり短いものですが、他の人にとってはもしかしたら十分な期間だったかもしれません。それでも、目の前で知識0のところから1つ1つ学びを積み重ね自分のものにしていき、検定合格を達成するところを見ることができたのは、私にとって素晴らしい経験でした。感謝。

他にも、「今まで何度もタイ文字に挑戦しては挫折してきたけど、また挑戦したい」と言ってレッスンを受け始め、時間をかけながら、ゆっくり自分の中で消化しながらタイ文字を習得し、最近全ての課程を終えた生徒さんもいます。現在その生徒さんは、学んだタイ文字を練習しながら文章読解を学んでいます。レッスンの時間以外にもきちんと練習しているようで、毎回毎回音読が上達していくので本当に毎回感動しています。感謝。

元々翻訳の仕事一本でやっていたところ、それだけではあまりにも人と話す機会が少ない、という軽い理由で始めたレッスンの仕事。やってみると生徒さんに恵まれ、本当に楽しくお仕事させてもらっています。

翻訳の仕事はやりたくてやっている仕事で、”翻訳”という作業自体は本当に楽しく夢中になって取り組める一方、長期案件になるとずっと仕事のことを考え続けてしまったり、自ら休日を潰して仕事に取り組んでしまったり、必要以上に締め切りにプレッシャーを感じてしまったりと、精神的な負担や仕事と私生活のバランスをコントロールしきれていない部分がある。
その一方で、別にやりたいと思っていなかったレッスンという仕事では精神的にも負担なく、やりがいも感じられて美味しいご飯が食べられる。
世の中やってみないと自分に何が合うのかは分からないもんなんだなー・・としみじみ感じています。
今後は主軸をレッスンにしながら、翻訳は趣味でやるだけにしようかなーなんて考えたりしています。翻訳はしたいけど締め切りがあるだけで楽しめなくなっちゃうチキンハート。
まあゆっくり考えよ。

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