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遠い記憶

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15歳で両親が離婚、父の酒乱とDV、母との確執、宮崎から名古屋へ 働きながら、短大へ、デザイナーも夢見たが断念、結婚して40年幸せを夢見て ここまできたが、現実は思う様に行かない…
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2021年2月の記事一覧

遠い記憶 第九話

お宮と言うと、何処か静かな所の様に思うかも知れないが 結構に忙しい。 初参り、七五三祝い、…

宮島廣子
3年前
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遠い記憶 第八話

その神社に、移り住み、 次の年ぐらいだったと、思う。 私も、小学生、幼稚園も行っておらず、…

宮島廣子
3年前
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遠い記憶 第七話

新しく引っ越して、来た物の 生活は、一向に楽にはならなかった。 母は、朝、新聞とヤクルトを…

宮島廣子
3年前
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遠い記憶 第六話

その長屋も、2~3年ほど居ただろうか? 後から、思うと、父の酒乱の為、居られ無かったのだろ…

宮島廣子
3年前
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遠い記憶 第五話

お宮の裏には、山があり、 岩肌が、白かったのを、覚えている。 その、岩肌を登って遊んだ物…

宮島廣子
3年前
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遠い記憶 第四話

母は、人前では明るい人だった様に記憶している。 私には、よくニコッとしろ、ニコッとしろと…

宮島廣子
3年前
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遠い記憶 第三話

3歳の声を聞いての事だったと、後に知る。 私には、そこの所の記憶が無い。 祖父母の家から離れ、南国の地へ引っ越し。 そこは、お宮の敷地内にある長屋。 確か、二列ほどあった。 その南側の、一番奥の角、 六畳二間ほどの、小さな長屋の一角。 北玄関で、入って直ぐ左手が台所、 南側に、縁側があり、その左手に五右衛門風呂。 その手前、蒔きが積まれていた。 それまで、自然に居た祖父母の姿は無い。 父がいて、母がいて、兄もいた。 まだ、小さくお乳を吸ってる弟の姿もあ

遠い記憶 第二話

微かな、記憶をたどり、 私の目の奥に、残る映像は、 角部屋の、窓越しに見える行き交う、人…

宮島廣子
3年前
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遠い記憶 第一話

東の道路と、南の道路の角の家。 両面に面した窓、 その脇に無数のタバコが並ぶ、 窓の外に…

宮島廣子
3年前
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