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多摩美術大学プロダクトデザイン専攻|SKILL SET 原稿| #梱包 #展示技術講座

宮路 雅行

多摩美術大学プロダクトデザイン学科で行われた梱包講座の原稿です。多摩美プロダクトでは、SKILL SETと呼ばれる一年生向けの知識と技術の集中講座があります。その中の「梱包」に関する講座を担当いたしました。プロダクトの生徒向けに工夫した内容になってますので是非ご一読くださいませ。

注意事項:授業後半の手元を見せながらの実演や、動画を見せながらの解説などはどうしてもテキストに起こす労力が大きいため省略させていただきました。

以下原稿

挨拶

こんにちは、宮路雅行といいます。本業は展示技術者/アートインストーラーとして国際展や美術館で展示設営しています。過去にファインアートや現代アート向けの展示の方法や梱包、映像系の作家に向けてシステム設計などの講座をしています。(下の動画は絵画向けの梱包講座)

ちなみに、純粋にデザイン科のみに向けた講座はこれが初めてです。過去に東京藝術大学の先端芸術表現科とデザイン科に向けて講座を開いたことがあります(以下のリンク参照)。本格的な講座の前に自己紹介も兼ねて少しだけその時の原稿を紹介します(2~3分)。

今回はプロダクトデザインに将来関わっていく学生に向けた講座です。それを踏まえ、内容や伝え方にこだわってみました。専門ではないですが、自分自身もデザインという概念にはとても興味があります。今後もデザイン領域で自分の知識が役にたつ機会があれば積極的に参加したいと考えています。

それではプロダクトデザイン学科の学生に向けた梱包に関する講座を始めます。

梱包の意味

最初は「梱包」という概念についての解像度を上げることに挑戦してみましょう。映像や画像も解像度があがると表現の幅が広がったり見える物も増えますよね。少し頭を柔らかくして聞いてもらえると嬉しいです。

(解像度という言葉は美術大学では良く使われます。一年生のうちに馴染んでおいてください。)

「梱包 意味」で検索すると以下のような結果がでました。他のページでは「梱包は包装という言葉の範疇の一部を意味し、機械を運搬用に包装する時に使う。」などの聞きなれない話もみつけました。これでは、余りにも意味範囲が小さく汎用性がありません。

実際のところ、梱包と聞いてみなさんは何を思い浮かべるでしょうか?電化製品が発泡スチロールのブロックで固定されて段ボール箱の中に入っているところでしょうか?それともメルカリなどで送られてくるプチプチにまかれた商品でしょうか?「梱包:商品を箱に入れる」と考えると、梱包とパッケージ(包装?)の違いはなんでしょうか?なんのために梱包という言葉(概念)が発生したのでしょうか?

運搬のための梱包|対衝撃

ひとまず、電化製品とメルカリの例から「運搬中の衝撃から製品/作品が壊れないように処置をすること」を梱包と考えてみましょう。このSKILL SETという授業においても「模型やマケットや製品/作品を運ぶ際の梱包方法」を目的にしています。梱包という概念の中で1番使用頻度の高い概念だと思われます。

衝撃(力)から中身を守る構造の例で解りやすいモデルが生卵です。卵は割れやすく梱包する対象でもあるのですが、卵自体が黄身を守る梱包技術だと考えてみましょう。下の図を参考に説明していきます。

卵の殻を割らず黄身を破壊することは非常に難しいと思います。理由は白身が緩衝材になっていて衝撃から黄身をまもるからです。加えて、カラザも重要です。カラザが無いと慣性の法則で黄身が殻の内部で自由に動いてしまいます。そうすると、黄身が殻にぶつかってしまい自壊します。

実は、多くの梱包は卵と同じ構造をしています。下のプロジェクターの箱を見てみましょう。段ボールが殻の部分であり、白いポリエチレンフォームが白身の役割をしてます。

カラザのようなものは無いですが、フォームは液体ではなく固体なので大丈夫です。プロジェクターは適度に弾力のあるポリエチレンフォームによって箱の中で自由に動けなくなっています。

もしプロジェクターがバラ緩衝材のような素材で梱包されてきたらどうなるでしょう。慣性の法則により箱の中で動いてしまい運送中に壊れてしまうでしょう。(バラ緩衝材には別の使い道があります)

卵の構造は箱と緩衝材と中身の関係だけに留まりません。そもそも、箱に入れることを梱包と考えるとは言ってませんよね。箱に入れない卵の構造を見てみましょう。

箱を作るコストというのは意外に大きいです。時間もお金もかかります。大きなものを一回だけA地点からB地点に運びたい場合などは以下のような方法がとられることがあります。あくまで例えの1つとしてご理解ください。運びたい物の性質(表面、重さ、強さ、etc)や重要さによっては別の方法がとられます。

板の上に緩衝材を座布団のように敷き、作品をのせてラップで固定します。緩衝材の使い方のコツとして、ちょっと力がかかって凹んでいる状態が理想です(この辺りは座学の後に説明します)。次に、板とパレットをボルトか何かで接続します。心配な場合はセーフティーとしてラッシング(ラチェットベルト)をかけたりします。

パレットの例は、卵のように全体が殻で守られてるわけではありません。しかし、地面などと接触する部分から作品までの間にしっかり緩衝材があり、柔軟な形で固定されています。パレットが殻で緩衝材が白身、ラップがカラザの役割になっていて卵の構造になっています。

パレットの例やプロジェクターの箱の例など運搬中の衝撃から中身を守る方法は色々あります。ほとんどの梱包例は生卵をヒントに緩衝構造を考える事ができます。「耐衝撃の梱包を考える時は卵の構造」を基本に外からの衝撃が中身に伝わらない構造を考えてみましょう。

ここで、卵つながりで1冊の本を紹介します。オーストラリアの美術運送会社に勤務していた時に教えてもらって買った本です。元は日本語の本で『包 日本の伝統パッケージ、その原点とデザイン』といいます。

(ここから内容をチラ見せしながら説明)

内容はパッケージングの要素が強いと思います。しかし、この本からは車がない時代の梱包方法を読み取ることもできます。梱包は「運搬中の衝撃から中身が壊れないように処置をすること」と仮定しました。それは運搬方法が変われば、必然的に変わるものだと記憶しておいた方が良いと思います。

この後の話の中でも、箱に詰めることを梱包だと思わず抽象的に「梱包」という仕組みの理解に努めてもらえれば幸いです。

次は運搬以外の梱包の目的について考えていきます。

保管のための梱包|湿度・紫外線・pH・静電気

梱包とは本当に運搬のためだけでしょうか?使わない食器を倉庫にしまっておく時に箱に入れたりしませんか?この作業を工場や倉庫などで仕事をしている人は梱包すると言います。梱包には運搬以外にも保管が目的の場合もありそうですね。「製品/作品が保管で痛まないように処置すること」を梱包と考えてみましょう。

運搬の時には衝撃から中身を守ることが重要でした。では保管する時に重要な梱包の目的とは何でしょうか?クッキーなどを買った時に「食べられません」と注意書きされたシリカゲル(乾燥剤)が箱の中に入っていたことはありませんか?湿気から中身を守る方法の1つです。シリカゲルは、明らかに輸送のためではなく保管のために入れられています。

他にも商品や保管方法によって色々な要因から中身を守らなくてはいけません。温度や静電気に紫外線やpH(酸性アルカリ性)などから中身を守ることも梱包の一部といえます。紙作品などの梱包は、梱包に中性の素材が使われることがあります。博物館などの仕事で使われるため簡単には買えないものが多いですが……(リンクの商品はあくまで参考程度)

静電気に関して言うと、電子部品などは下の画像のような静電気を防止する袋に入っている事が多いです。僕もarudinoやM.2 SSDなどの電子基盤はこういったものに保管するようにしています。電子パーツ屋さんでも買えますしamazonでも比較的手に入りやすいです。

温度から商品を守る例で思いつく梱包はどのようなものがあるでしょうか?クーラボックスに入ったお弁当箱でしょうか?発泡スチロールの箱に氷と一緒に入れられた魚を見たことはないでしょうか?食品の梱包などは熱に対する対策がとられている事が多いと思います。

また、世の中には冷蔵車や冷凍車があります。もちろん倉庫自体が冷凍室の場合もあります。大きな視点で捉えれば、倉庫自体も梱包の梱包と言えるかもしれません。保管について本気で考えるならば倉庫についても研究が必要そうですね(美術館の収蔵庫など調べてみると面白いかも)。

企業の倉庫に入ったことがある人は少ないかもしれません。そこで、倉庫で画像検索するとどのような画像が出てくるか試してみましょう。下の画像のような、四角い箱が大量に棚やパレットを使い収納されている画像が多く出てくると思います。また、棚にも色々なラベルが貼られていることが多いです。

IKEAなどに行ってみるともっと発見が多いかもしれません。保管について考察するために、作品/製品が倉庫でどのように取り扱われるのか想像してみましょう。

箱は発明か?|最先端の箱とは?

しっかりしたリサーチをした訳ではないので推測ですが、箱に入れることは梱包の歴史が手に入れた大きな機能の1つだと予想しています。「箱に入れて倉庫で保管すること」のような当たり前であることがなぜ生まれたかを考えることは次の当たり前を作る手がかりにもなります。(箱に入れる事を梱包と考えないと言っておいて何なのですが……)

箱に入れることで得られる1番の機能は積み上げられることだと思います。仕事がら色々なアートスペースに行きますが、整理整頓されているスペースは収納にお金をかけている印象です。逆に、箱に入れずに棚に色々な物が置かれているバックヤードも良く見ます……

保管を目的とした箱の進化系に「折りたたみコンテナ」があります。大学にも必ずどこかにあるはずです。どんな機能があるのか見ていきましょう。

まずは名前のとおり折りたためることが特徴です。中身が入っていない時は小さくしておけるのでスペースを圧迫しません。学生の時は実感しにくいかもしれませんが、人手や時間と一緒でスペースもコストなのです。コストダウンは企業努力の一つですので、それを手伝ってくれるこの箱は数多く売れています。

半透明で中身が蓋を開けずに確認できるところも重要です。中身をいちいち開けて確認する手間が省けます。この機能も、時間的人的にコストダウンにつながっています。

加えて積み上げても上の箱が滑り落ちてこないようにできる突起があります。地震の多い日本ならではの気遣いが感じられます。

折りたたみコンテナがさらに進化した商品を紹介します。最初に紹介した商品も積み上げることを前提にしていました。こちらは一歩進んで積み上げた状態のまま横から中身が出せてしまう商品です。強度は多少落ちそうですが、ここまでくると箱と棚の両方の特性を持っている言える素晴らしい進化だと思います。

箱に入れること自体がスペースを効率的に運用するための発明だった可能性があります。しかも、その箱は現代でもさらに進化し続けています。梱包する時に「箱」に着目して計画を立てるのも重要そうですよね。

ここでも本を1冊紹介します。コンテナ物語という本です。タイトルにある通り、シッピングコンテナと言われる金属製の巨大な箱とそれを運用するシステムの発明が世界をどう変えてきたかが書かれています。(これを読んだから箱の歴史にも興味がわきました)

サラリと解説しますが、シッピングコンテナと運用システムの発明以前は、人が手で荷物を船に積み下ろししていました。米俵やコーヒー豆の入った麻袋を一個一個手で運んで船に積み上げたりしていたのです。人件費も時間的コストが膨大な割に、1回の輸送で運べる荷物の量も比べるまでもなく少量でした。

比べて、シッピングコンテナは規格を統一することで世界中のどこへ行ってもクレーンで積おろし可能です。また、トラックにも列車にも船にもそのまま載せることができます。シッピングコンテナは船への積み下ろしとトラックへの積み下ろしと列車への積み下ろしの部分を全てクレーンに置き換えてしまったのです。

このとこは、作業時間もコストも人員も大幅に削減されました。加えて、途中でコンテナを開ける必要もなく荷物をロストすることも激減しました。さらに、積み上げることで数十倍の積荷を一度に船で運搬できるようになったそうです。

シッピングコンテナ自体は、ただの大きな頑丈な箱とも言えます。箱というのも古くからあるものです。しかし、近代の箱の利用方法の発展は過去と比べて大きいのではないかと思います。以下、『コンテナ物語』より引用

この実用的な物体の価値は、そのモノ自体にあるのではなく、その使われ方にある。

コンテナ物語

箱そのものが発明であった可能性があるのですが、現代でも箱に追加機能がどんどん付加されています。折りたたみコンテナやシッピングコンテナ、運用システムもそれに入ると思います。もう少し小さい単位ですがフォークリフトの爪が入るパレットも保管と運搬の両方に多大な影響を与えていると思います。

以下のようなカゴ台車も輸送と保管をめぐる発明の1つと言えないでしょうか?パワーゲート付きのトラックが主流になり台車ごと簡単にトラックに積み込めます。

個人的には、物理的な箱の機能だけでなく、それらを運用するためのシステムにも目を向けるべきだと思います。「梱包」は、倉庫の仕組みや運搬方法、保管方法に物流のシステムに至るまで広く複雑な世界に繋がって行きます。次はシステムの面にまで「梱包」の意味合いを拡張してみましょう。

QRコードは梱包か?|運用としての梱包

折りたたみコンテナのように、中身が見やすくなるように透明の箱を使うことが梱包技術の1つだとしたら、バーコードやQRコードによって中身を確認可能にすることは梱包の延長では無いでしょうか?実際には、バーコードやQRコードには「倉庫内の箱の保管場所がわかる機能」もあります。

倉庫という単位でなく、箱という単位に落とし込むと「箱のどこの位置に何が入っているのか分かる機能」を持っている箱もあります。下のような梱包だと入れ忘れ防止に大きく役立つはずです。工具を取ると何をそこにしまうべきか工具名が底面に書かれています。

続いて、美術運送の話で恐縮ですがアートフェアやオークションの現場ではEMPTYテープとPACKEDテープを利用します。美術作品のように何度も中身を出し入れする場合に中身の有無を確認できます。搬入の時に開梱してらすぐさまEMPTYテープを貼ります。作品設置している別の部隊が会場中のEMPTYテープの貼られた箱を倉庫に運んでいきます。搬出の際にはその逆が行われます。簡単な方法ですが効果は絶大です。

中身を出し入れする箱には重さを書いておくのも効果的です。送る時に重量を測るだけで、数百グラムの入れ忘れに気づくこともできます。QRで管理するシステムを作るのは大変かもしれません。重さの記入やテープなどの簡単な手法で同じような機能を得ることは意外と出来そうですね。

これらのように、梱包箱の取り扱い方を考慮して色々な手法が開発されています。運搬や保管だけでなく、運用も梱包の一部として考えると必要な機能が見えてくると思います。

QRのように、一見「梱包」の範疇から外れるような行為も「梱包」に置き直すと面白い発見があります。「梱包」という言葉の解像度を上げるとは、明確な定義づけをするという意味ではありません。言葉で括れない曖昧な部分も、繊細に柔軟に面白がってもらえると嬉しいです。きっと新しい発見や広がりがあると思います。

次は、どのような機能が梱包には必要か?梱包方法の計画について考えて行きます。

梱包方法の考え方

梱包の目的を考えよう

今までの内容で様々な梱包に対する視点や機能を紹介しました。ここからは切り分けて削ぎ落とし洗練させていく作業になります。解像度が上がると考えられることも多く混乱しがちです。まずは梱包の目的を明確にしてみましょう。

【目的|デザインフェスにプロトタイプの模型を自分で車で搬入する】
イベント会場に試作品を持っていくための梱包だとします。この場合、保管のための機能を無視できる場合があります。イベントの行き帰りのみに絞れば梱包の見た目も無視できるかもしれません。運びたい物や数、多きさによっては箱も必要ないかもしれません。時間も予算も有限です。目的から必要な機能を明確にしていきましょう。

この場合、デザインフェスの会場内での移動も考えられます。台車での搬入経路が確保できそうであれば、板台車の上にスタックしやすい梱包が良いかも知れません。一回限りの移動に対する梱包であれば「折りたたみコンテナ」は凄く役立ちそうですよね?ちなみに、折りたたみコンテナ専用のキャスターもあります。

【目的|倉庫の整理整頓のために梱包方法を見直す】
この場合は衝撃から守るための機能を無視できる場合があります。緩衝材が無いぶん箱が小さくなります。最低限、輸送の際に緩衝機能が追加されれば問題ないという考え方もあります。湿度や温度などの他の要因や倉庫内で管理する時に役立つ機能が優先されるでしょう。

また、規格が同じ箱が多い方が積み上げたりするのが容易になります。高さだけでも揃えるだけでも違います。頻繁に開梱したりするもので無ければ、ダンボールワンなどでオーダーメイドサイズの箱を大量発注するというアイデアもあります。

頻繁に出し入れするがカテゴリ別に分けたい場合は箱の特性よりも棚の特性が強い用に思われます。横から取り出しできる折りたたみコンテナはどうでしょうか?ネジや電子部品などの大量の小さい部品や材料を仕分ける場合はパーツケースやパーツキャビネットという商品もあります。出張用にキャビネットとケースと小分けのケースの規格が揃っているとさらに便利そうですよね(そういう商品は未だみつかってませんが……)。

【目的|売り上げを上げるための梱包】
パッケージという分野に近いかもしれませんが、梱包的側面でも考える事は多いと思います。中身が見える梱包や、商品の取り出しやすさ、環境にやさしい素材で梱包するなどが考えられます。

目的を明確にして運用のされ方を想像することが大事

いずれの目的にせよ、目的を明確にすることが仕様を決定するうえで重要です。加えて、中身がどのように運用されるのか想像することが大事です。少し考えが固くなりますが、難しい場合は以下の項目を埋めてみるのも手かもしれません。

  • 目的:デザフェスにしゅっぴん

  • 運用期間:家から運び出してデザフェスに参加、持って帰ってくるまで

  • 運用上起こり得ること:車での運搬、会場内での運搬、ブースでの開梱、会場で箱をブースに保管、再梱包、車での運搬。

  • 予算:できるだけ少なく

  • 必要な機能:耐衝撃、一応防水、簡単な開梱と再梱包

すこし書き出してみましたが、自分なら展示ブースでの台座的な機能を箱に追加します(作品の内容にもよりますが)。開梱と再梱包の時間も短縮されますし、予算が少ないので展示什器(展示台のこと)の予算と梱包の予算を一元化します。展示空間のスペース節約にも繋がるかもしれません。

と、このような感じに考えることができます。

「目的を明確にする→運用上で起こりえる事を予想する→必要かつ条件に収まる計画をたてる」

事例から考慮された機能や計画を読み解く

最後に、梱包というジャンルを研究することがプロダクトデザイナーにとっていか重要で可能性のある分野かというのを二つの映像をみながら力説します。

(こちらは、文章化してもよいのですが映像に合わせて説明することに意味があると思われるのでnoteでは省略します。note読者の皆様は2つのunboxing 動画を見て、宮路が何を説明していたのか想像してみてください。)

大型モニターの梱包

3Dプリンターの梱包

課題|思考実験

休み時間に入る前に頭の体操的な梱包課題を出題します。

アントニー・ゴームリーの作品

細い金属の作品で、天井面と壁面がつながる角でしか展示ができません。所々に穴が空いていて、天井と壁面にネジで固定されています。建築側で強度を持たせているので剥がすと曲がって壊れてしまいます。

稲崎栄利子さん作品

陶芸作品の梱包方法も同様の条件で考えてみましょう。こちら、触ったらすぐに壊れてしまいそうですよね。

座学の終わりに

休憩後は、テストピースを使った具体的な梱包方法の紹介します。美術梱包に使用している材料や道具の紹介もあります。また、手元を見せることでしか伝わらないちょっとしたコツなんかが伝われば良いなと思っています。最後に、時間があれば課題をどう考えたかなどをみなで話あったりして授業を終了します。

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宮路 雅行

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宮路 雅行
展示技術者、アーティスト(主に海外)、インストラクションミュージアム発起人。短い文章をコンスタントに書きたいが、長い文章をたまに発表しがち。