自分を縛り付けている鎖
子供の頃に思っていたこと。
親に逆らってはいけない。
機嫌を損ねてはいけない。
大人になってからは、
24歳までに結婚しないといき遅れと言われる。それは嫌だと思ってた。
そして、結婚したら旦那の言うことをハイハイと聞いて逆らわない。それが素直で、それがいい奥さん。
うちの母親みたいにはなりたくない。私はいいお母さんになるんだと思ってた。
近所のママ友(当時はそんな言葉無かったけど)に、一生懸命頑張ってるぞアピールをしていたような気がする。
今考えたら、なんでそんなことしなくちゃいけないのかと思うけど、あの頃は誰かに認めてほしかったんだろうね。
親にも兄弟にもなんとなくできない子扱いされていたから、なんとかして周りに認めてもらいたかった。
いじらしいよね。そして不毛な努力だ。そんなことしても、都合よく使われるようになるだけなのに。
うちの親は、ふたりとも、自分のことしか考えられない人。
起きた出来事に対して、自分はどう思うかという観点しかない。子供が(私が)どう思うかなんて微塵も考えていないのだ。見事なくらいに。
先日も、
去年初めて出版した闘病記のペーパーバック、つまり紙の本を出版したので母に送って感想を聞いたら、
「読みやすかったけど、入院のところでショックで胸が痛くなって薬を飲んで、翌日医者に行った」とのこと。
ちなみに、私は去年、入院することも手術することもちゃんと母には伝えていたし、しんどかったのも痛かったのも私だったんだけどねぇ。
普通、本を出したと言ったら、おめでとう!とか、すごいね!とか言うと思うんだけど、あの人はそういうこといっさい言わない。
自分が、娘である私のことを勝手に心配して、勝手に具合悪くなったというトンデモな親である。
ま、姉にも本を送るから住所を知らせてとメールしたら、病気の本なんか読みたくないから送って来るな的な返事が来たくらいだから、読んだだけマシなんでしょうね、きっと(笑)
それにしても、つくづく身内に恵まれてないわ、私。
もうちょっと喜んでくれても良さそうなものだと思うんだけど。
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