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第二の人生として歩み始める

気づけばnoteが更新できない状態になってから、
2ヶ月以上経ってしまった。。

この間の状況を簡単にお伝えすると

2月15日:造血幹細胞移植
2月23日:生着確認
3〜4月:下痢、腹痛、吐き気に毎日襲われる
5月3日:本退院

多くの人から得た情報では、
「生着以降は、回復するだけだからあまり辛くない。」
と思っていたが、僕にとっては生着してからが辛かった。

体だけじゃない。精神面もどこかおかしくなっていた。
幻覚のようなものが見えたり、普段なら何も感じないこともイラッとしたりと。

どこか余裕のない自分がいたのは確かだ。

でも、このnoteに書き記した通り、0.001%でもいいから
どんな状況も楽しむ余白を作りたいという一心に乗り越えていたと思う。

そんでもって、
今こうして退院してnoteを書いている自分に感動しているし、
「本当にお疲れ様」
と自分で自分をねぎらいたい。

一度死んだからこそ

正確には死んではいない。

でも「このまま俺って死ぬんだろうなぁ」と何度思ったか。
特に白血病と宣告されてから。

死んではないが死んだつもりでこれからの人生を生きる。

この心持ちで生きるのはなかなかできる人は少ないと思う。

高校の恩師から
「タイムマシーンで未来から来たと思って、今を後悔なく生きろ」
って言われたことあったがそんな非現実的なことを考えて生きてられなかった。

でも今の僕は違う。
白血病の治療で一回僕は死んだ想いもしているからだ。
(1週間記憶がない期間があった)

だから"一度死んだから"こそ、
再スタートする際は絶対に後悔しないように生きていきたい。

苦しかったら俺を見ろ

そんな偉そうなことは正直言えない。
苦しかったら逃げていいと思っている派だ。

これを読んでいるあなたも、これからの長い長い人生
苦しい場面は絶対に来ると思う。

そこで何を思うか。

  • 生きているという実感を感じながら過ごすのか

  • 自分にとってはへっちゃらだ!と思い乗り越えるのか

  • もうだめだ..と思いながら逃げるのか

  • 早くこの状況が終わって欲しいと思って耐えるのか

なんでもいい。
でもこれだけは言えることがある。

苦しい場面こそがあなたの成長できる機会であること。

これは何度も治療の苦しさを耐えた僕が保証する。

治療の苦しさに比べたら、これからの苦しさはある種、
生きている実感を得られる経験になると僕は思っている。

どうせなら楽しもうよ。どんな場面も!

きっと後から振り返ってもあなたにとって
”いい経験したな!”
って絶対に来るから。

これから「いい経験」をたくさんするためにも
僕は第二の人生を精一杯生きていく。

あとがき

治療は終えたが、これからは週一で通院しなければならない。

しかも、悲しいことにまだ完治とは言えない。

白血病は移植してから5年間再発しなかったら完治とみなされるからだ。

5年間再発しないことを祈りながら、気をつけていく。


そして、多くの皆さんの応援・サポートがあってようやくここまで来れた。
本当にありがとう!

またこれからもこのnoteをよろしく。

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