「青春のつまみ食い」
私が所属している宮浜温泉地域管理組合。
月二回、第2第4火曜日に集まっていろいろな話し合いをしておりまして。。
ある回のこと、一つの提案をいたしました。
画像は宮浜温泉グラウンドゴルフ場。平成22年に完成した場所で、当組合が廿日市市から指定管理者として業務を引き受けています。毎回の会議もこちらで開催しています。
ご覧のように屋根付きのステージで、音楽イベントや宮浜温泉まつりなど、年数回行っていますが、今年の春の音楽イベントはご多分に漏れずやむなく中止に。各地域のイベントや祭りごともほぼ中止。
しかし感染者数も少しずつ改善してきた中での提案として、「発表の場を失っている人たちに、この場所を提供することができないか?」というものです。
①この状況下で宮浜温泉として貢献できる事
私自身アマチュアバンドをやっていることもあり、日ごろからお世話になっている、広島市内のライブハウス「マッチボックス」の店長・橘さんにまず話をしてみました。
とその前に、私はいつも出演者の立場でお世話になっているだけで、お顔ぐらいは分かっているものの、連絡先は分からないので今更ながらそのタイミングでのフェイスブックで友達申請(笑)。
個人的には「ライブハウスでイベントが出来ないので収入源がなく困っているかなぁ」「ここでなら野外なので三密回避で有料イベントが開催できる可能性があるかな?」と考えていました。
メッセンジャーでこのことを伝えると、超ナイスタイミングだったようで。。。
~以下、店長・橘さんのFB投稿から抜粋です~
たしかに沢山の事業者さんや住民の皆さん、他にも困っている、または瀕死の人だって沢山います。
ニュースや新聞やネットの記事も、支援や補償と沢山のワードでいっぱい。。(denebもクラウドファウンディングやってるけど)
今まさに生きるために動きながら、ずっと気になってる問題。
【文化祭が今年なくなる問題】
学校によっては便宜上延期としていて、未だに先生が何かできないか尽力されている学校もあります。
過去10年くらい毎年我々denebとMatchBoxは五日市高校と廿日市高校の文化祭に音響さんとして参加してきました。(五日市はここ3年くらい)
文化祭は学生さんが企画して全て進行します。
●タイムテーブルという概念がなく、当日に何バンド出るかをみんなが知る。
●ギターアンプが壊れる。
●メンバーが急遽辞めて、当日残ったメンバーが涙を飲む。
●やりたい曲じゃなくてテンション下がってる子や、盛り上がりすぎて靴下ぬげる子。
書ききれないほどシュールで可愛いエピソードが沢山。
僕らはそれを【青春のつまみ食い】と呼ぶ。
それが、今年。
ない。
思い出が、
作られない。
Twitterでは文化祭がなくなった事を嘆く投稿。
まちぼ軽音楽部の子たちも3年生を送り出せないと嘆くも我慢するしかない。
そんなZOOM会議の後、
救世主の宮浜温泉組合の檜谷さんより提案がありました。
真っ先に、【文化祭やりたい】
それを伝えました。
~以上、抜粋終了~
話しはとんとん拍子に進み、事前にご近所へのあいさつ回り。
こんなメンツがいきなり家に来られたら少し引く感じもありますが(笑)
日程は梅雨の真っただ中の6/27(土)、28(日)。
廿日市高校主催の27日はあいにくのお天気の為、やむなく場所を室内に移動しての開催となってしまいましたが、翌28日はお天気も回復して無事開催できることに(^-^)
当日は朝7時前から準備開始!
10時スタート時にはキッチンカーの「ロックスカフェ」さんもお越し頂き、イベントを盛り上げてくださいました。「がんすバーガー」むちゃくちゃ美味しかったです!
ウイルス感染防止対策もばっちり。
入口は1箇所に制限し、アルコール消毒や検温を実施。
安心安全にお楽しむことができました。
熱演♪ 熱唱♪ 青春♪
無事開催で来てよかった。おじさんはウルウルです。
少しは貢献できたでしょうか(*^-^*)
②宮浜が皆さんの想い出の場所となるよう
宮浜温泉は今年昭和40年の開湯から55年を迎えることができました。
実は3年前に開湯100年に向けてのビジョンを策定。その中の一つが街の創り込みです。「歩きやすい」「そぞろ歩きができる」ということに向けて一昨年から実行していることが、地元・宮島工業高校建築科さんにご協力いただき、その時の3年生の卒業制作となっている四阿(あずまや)建築。
学校で学ぶこととは違い、プロの大工さんの指導を受けながらの経験は貴重です。
昨年春、宮浜に一つ目の四阿完成。一宮庵と命名。
更に翌年の3年生が2棟目の四阿を。
地元の人たちを迎えて完成式!
2棟目は緑明庵と命名。皆さんいい笑顔です!
また今年も現3年生が始動しています。今回は違う場所に建てる予定です。
という風に僕たちもまさに「青春のつまみ食い」をさせてもらっています。
ここ宮浜が若い皆さんの想い出の地となり、再度ここに集まってくれることを願いつつ。
最後に今回この場所を使っていただいたマッチボックスの店長・橘さん、ばぶさん、スタッフの皆さん、廿日市高校、五日市高校の皆さん、本当にありがとうございました。またいつでもどうぞ(^-^)
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