王道と直球

Oasisの「Whatever」を久しぶりに聞きながら、昔J-
WAVEのあるラジオ番組で、Oasisとこの曲(Whatever)を「王道は何にでも合う」と評していたのを思い出す。確かに、この曲はどのシチュエーションで聞いても何でも合う曲である(Oasisと言うバンドも)。
その証拠に、学ランダンスカンパニー「コンドルズ」の2019年の宮城県公演(全国ツアー千秋楽)で、最後にコンドルズの面々がダンスパフォーマンスをして、締めくくっていました。コント、アニメ、人形劇、歌とてんこ盛りの内容で、最後に「Whatever」で締めくくる、それがなんとも様になっていました。
「王道」や「直球」と聞いて、真っ直ぐに、「少年漫画」や「全日本プロレス」を思い浮かべる自分がいます。でなくても、人其々のイメージする「王道」や「直球」がある筈です。
※「新日本プロレス」は、アントニオ猪木がいた頃は「ストンロングスタイル」や「キング・オブ・スポーツ」と謳っていたのに対し、ジャイアント馬場の「全日本プロレス」は「王道」と「明るく・楽しく・激しく」のプロレスを掲げていました。
少なからずも、クリエイターは、まず自分の考えている「王道」や「直球」と思う物からやってみるのも大切だと思います(+自分の好きな物や得意な物)。
「直球」が出来なければ「変化球」も出来ないと言う意味も有ります。しかしながら、「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー」や「忍風戦隊ハリケンジャー」の様に「変化球」の様で、実は「直球」だった作品も存在しています。
そう言う意味で、自分の思う「王道」や「直球」とは何かを考えながら、それを自分の作品づくりに活かしていきたいと思いました。