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ある本で知ったお話です。

 ずっと前のことですが、その方のご実家の近くで
水道の工事をずっとやっていたようで、
そこにステキな警備員さんがいたそうです。
 
どんな警備員さんだとおもいますか?
 
工事現場の警備員…
工事をする人でははなく誘導棒で交通整理を
したりする人です。
 
その人の実家の近所を担当した警備員さんは
すごかったらしいのです。
 
たとえば、通行するところに
工事の現場を覆う板2枚を置いて
作業してたそうですが、
板2枚の段差ができるから高さが出るわけです。
歩いて通るぶんには問題ないのですが、
自転車で通るときにはタイヤが
ぶつかってしまいます。
 
その警備員さんは常に気を配っていて、
遠くから自転車が視界に入ったら
即座にその板を1枚取って
自転車でも通りやすいようにしていたのです。
 
その動きがまた機敏で、無駄がなく、
笑顔も実に気持ちよかったとか。
 
遠くからでも目が合うと
「ご迷惑をおかけしています」という感じで
深々と頭を下げるとのだそうです。
 
感心した近所の方が工事現場の責任者に
声を掛けました。
 
「あの警備員さん、すごいですね。
 対応がものすごく気持ちいいから、
 工事の騒音がきにならなくなりました」
 
するとその工事責任者はこう言ったのです。
 
「本当に彼には助けられています。
 
 彼はNO1警備員です。
 本来、工事は音がうるさいから、
 いつもクレームがひどいんです。
 私たちもこれが仕事だから
 しょうがないと思うんです。
 でも、彼が警備を担当してくれたところは
 クレームどころか近所の人に
 感謝されてしまうんです。」



 僕も似た経験があります。
前職の時なので20年以上も前の話ですが、
南風原のパチンコ屋さんに、
若くてキビキビした誘導員さんがいました。
その方の所作が美しく、
パチンコ屋さんから大通りに出るところで
この誘導員さんがいるのですが、
道を譲ってくれた車だけではなく、
その次と次の次の車にまでお礼をする。
僕もお礼が見たくて絶対止まって道を譲ってました。
その人の事を会社で話すと、
先輩女子社員も知っていて、
「この人有名だよ。ファンクラブもあるらしいよ」
とのこと。
この先輩女子社員も
「ぜったいに道を譲る」
と言っていました。
誘導員さんのお仕事…申し訳ないのですが
ただの作業だと思っていました。
そこにいい感情をあまり持たないもの
だと思います。
そういう場所に、こういう気持ちをもって
お仕事している誘導員さんがいると
見ている人も
「オレも人に気持ちよくなってもらう
 仕事をしよう」
と思うかもしれない。
 
もしかするとエネルギーをもらうために
(僕たちのように)遠回りしてでも
その工事現場を
通りたくなるかもしれない(笑)
 
ここで感動を生むとは考えにくい場所でも
強い気持ちをもって、
通る人の安全と、気持ちよさを追求する
この誘導員さんのような仕事がしたいと
素直に感じたお話でした。
あのNO1誘導員さんに会ってみたい(^^
 
そして、あの南風原のパチンコ屋さんの
誘導員さんのその後が知りたい。
 
南風原のパチンコ屋さんの誘導員さんから
仕事の姿勢を学び、ああなりたいと思った人
そしてエネルギーを貰えた人は
僕だけではないはず。
20年以上時がたっても
僕の心にずっと残っている
あの誘導員のお兄さん…かっこいい♡
 
 
今日もお付き合いいただきありがとうございます。
今日も頑張っていきましょう♪
火曜日だけど、金陽でした(^^
 
【沖縄の営業マン宮城の日々感じていることブログ】
(ブログ連続投稿629日目)2023.4.9
 
沖縄の生命保険セールスマン
 
(※あくまでも宮城の個人的な感想、意見です。あしからずm(__)m)

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