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毎朝日本経済新聞を読んでいますが、
その中でも楽しみにしているのが
『私の履歴書』
今月は囲碁棋士の趙治勲名人です。
 
連載1日目に棋士の仲邑菫三段の韓国棋院への転籍が書いていました。
趙治勲名人はその転籍をとても心配していたそう。
それは自分自身の失敗があったから。
 
趙治勲名人は6歳の時に韓国から日本棋院に転籍してきた身。
囲碁の世界では、現在日本は韓国・中国に水をあけられている存在らしいのですが(僕、囲碁のこと全く分からず…すみませんm(__)m)、あの当時は韓国・中国よりも日本のレベルが格段に高く、将来性を買われて6歳で日本棋院に転籍になったとのこと。
今は名人という押しも押されぬ大レジェンドになっていますが、何年も苦しんだそうです。
ひと言で言うと「早すぎた」。
適正なタイミングではなく、間違いなく早すぎたとのこと。
仲邑菫三段はその心配なく、韓国でもバリバリ活躍していて、その心配が的中しなくてとても安心したそうです。
 
この趙治勲名人の話を聞いて、
頭に浮かんだのが
「潜龍もちいるなかれ」
という言葉。
 
『易経』の中の言葉です。
『易経』とは、人の人生を龍の成長に重ね、
そのステージでどのようなことが
必要なのかを説いているもの。
 
僕は竹村亞希子さん著の
「リーダーのための『易経』の読み方」
を読み、とても勉強になりました。
自分の人生の進み方に取り入れています。
 
そこで語られているのが
「潜龍もちいるなかれ」
という言葉。
 
「潜龍」とは成長の発端、始まりの段階。
龍が深い水の底、暗闇にジッと潜んでいる期間で、何物にもなっていない段階。
そのステージの龍を重用したり、引き揚げてはいけないという意味。
 
僕も周りでそういう人を見たことがあります。
あまりにも早い段階で取り上げられたので、その先が期待につぶされてしまったという人。
とても残念でした。
その時にはこの『易経』のことを知らなかったのですが、後からこれがまさしく「潜龍もちいるなかれ」だったのだと知りました。
 
また、最近のネットの記事で、沖縄出身のプロ野球選手、多和田真三郎さんのことがありました。
2018年に16勝を挙げ「最多勝利」のタイトルを獲得。
その後の活躍が期待されましたが、2019年に不整脈の為戦線離脱。
その不整脈の原因が自律神経失調症だったとのことでした。
その原因が背番号「18」の重圧だったそうです。
西武ライオンズの背番号「18」と言えば、あの松坂大輔投手が着けていた背番号。
その記事では、「あの背番号の重圧が重たすぎた」とのことでした。
 
これもまさに「潜龍もちいるなかれ」ではないかと。
 
すごく重圧のかかる投手という役割。
微妙な気持ちの揺れが腕の振りと指先に伝わっていくもの。
背番号の重圧が多和田投手を戦線離脱においやったということ。
 
すごく考えさせられる記事でした。
 
「潜龍もちいるなかれ」
後輩にも、自分自身にも
注意してステージを見極めたいと思います。
 
 
 
今日もお付き合いいただきありがとうございます。
今日もがんばっていきましょう♪
土曜日だけど、金陽でした(^^
 
【沖縄の営業マン宮城の日々感じていることブログ】
(ブログ連続投稿654日目)2024.5.4
 
沖縄の生命保険セールスマン
 
(※あくまでも宮城の個人的な感想、意見です。あしからずm(__)m)

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