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映画館の思い出

子供の頃、私は映画館へ行くのが楽しみでした。

映画館へ行く、ということが凄く大人になった気がして、それこそ自分の目一杯のオシャレをして出かけていました。

今はシネコンが当たり前になり、映画を見に行くのに大きな商業施設へ行くのが当たり前になりつつありますが、当時は映画館がいくつもあって。

あの映画を観るなら【スカラ座】、この映画なら【白鳥座】と、観たい映画によって行く映画館が違うのも楽しかったです。

早く行かないと立ち見になっちゃう。
前の回のラストに劇場に入って席を取ろうかな。
とかいって入って、うっかり映画のラストのオチを見てしまう、とか。

今だとあり得ないことですが、そんなことは当たり前の時代でした。

そんな映画館に魅了され、私の初めての長期バイト先は映画館になりました。

          ※※※

バイト先は【ワーナー・マイカル・シネマズ】。
今のイオンシネマです。
当時はシネコンも少なく、最新の映画館!という感じでした。

学生時代のバイトのため、毎日友達とワイワイ楽しくやっている感じでした。

そして個人的に好きだったのが
【映画感想ノート】。

映画好きのバイト仲間が、観た映画の感想文を書くノートです。

同世代のバイト仲間のものから、ベテランの社員さんの書く感想文まで。

世代問わず書かれた映画感想文は、どれを読んでもその映画が観たくなるものばかりでした。

今度はこれを観ようかな。
こんな経歴の俳優さんが出ているんだ。
こんな最新技術が使われているんだ。

もちろんネタバレ禁止のものでしたよ。

これが、書いてみると意外と難しい。
ネタバレせずに映画の良さを伝えるのは至難の技だとこの時感じました。

そのため私は毎回バイトに行くたびに楽しみに見て、たまに拙い感想文を書いていました。

          ※※※

時が経ち、今は娘と映画館へ行きます。

観る映画はプリキュアやすみっコぐらし等のアニメが中心ですが、今も映画館に行くワクワク感は変わりません。

映画館に入ると漂うポップコーンの香り。

入場前の列。

大画面での近日公開の映画の予告。

今はないけど、始まる前のバックスバニーのショートフィルムが好きでした。

どれをとっても私は大好きです。
今も私にとって映画館は大切な場所です。

         ※※※

noteを始めて2ヶ月。
お題やコンテスト企画があることに最近気づき、ふと見ると

『映画感想文withワーナー・ブラザース』

とありまして、懐かしくて書いてしまいました。

映画の感想文ではないけど、映画館や映画の感想文の思い出かなと。


#映画感想文

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