もともと文章を書くことを厭わない人間です。 職業柄、言葉に触れることが多いので、読むことも書くことも好きです。 ただし、書くとなると自己の吐露となるわけで。そうなるとグルグルしてることやドロドロしてることも多々あるわけで。 内面を他人に見えるように表現するツールとして、何より自分の考えを整理するものとして、後から振り返った時の記録として、気の向くままに書いてみようと思います。 今は、4月12日。コロナの関係で時間だけは有り余っています。これを機会に自分のことでも振り返
みなさん、お久しぶりです。 以前の記事から約半年が経ちました。 あの後、私は約4ヶ月もの間、彼を忘れようとしつつ、それでも呼ばれたら行ってしまい、体の関係を持ってしまう、”都合の良い女”となっていました。 それが分からない程、バカではありません。 都合の良い女でいいや、なんて思っていた訳でもありません。 どうにかしなきゃ、彼との未来はないのだから。 そう、ずっとずっと思っていました。 しかし、彼を失う怖さの方が勝ってしまう。 このまま一緒にいれば、いつか…なんて淡い期
誕生日に一度セックスをしてしまった。 これまで、経験もそこまでない私にとって、付き合っていないのにセックスをする関係の人ができるなんて、考えてもみなかったことだ。 “性欲があるから、それだけの関係の人を作る。” そんな風に割り切れることなんてない。 “好きだから一緒にいたい”、“好きだからセックスしたい”と考える私。 だからこそ、彼と会うのが辛かった。 けれど、会えなくなることの方が辛かった。 私からはデートに誘わない。 なぜなら、断られるのが怖いから。 あとは、
彼と定期的に会い始めて1ヶ月。 最初の浅草巡りで話し合って立てたスケジュールは、2月の私の誕生日に入っている予定が2人で会う最終日となっていた。 「釣りの道具も買ったし、誕生日に釣りしよう。」 「せっかくの土日だし、泊まりで釣りもいいよね。」 「お祝いもしようよ。」 なんて、たわいのない会話をしていた結果、私の誕生日に泊まり、次の日も釣りをすることになった。 ここまで、何度か飲んで朝を迎えることも、夜中から車を運転して釣りに行くことも、ネットカフェでゴロゴロし
初めて彼に会った時から、私の心は既に彼でいっぱいになっていた。 弱った体に温かい食べ物がスーッと吸収されていくように、私の弱った心に彼の存在はすぐに溶け込んでいった。 ラインのやり取りはもちろん、次の日も会っていた。彼の趣味が釣りと聞き、彼との繋がりが1つでも欲しかった私は釣りをしてみたいから教えてくれと言った。 ・・・・・ 恋は盲目というが、私は完全にそのタイプで、一度好きになってしまうと、歯止めが効かない傾向にある。 好きな人の好きなことは知りたいし、共有したい
2019年12月31日。大晦日。 彼との約5年ぶりの再会は、昼の浅草だった。 大晦日の浅草は人が多い。待ち合わせ場所をラインで打ち合わせてはいたけれど、混んでいるからか、なかなか見つけることができない。 必死に彼を探していると、手の中で携帯電話が震えた。彼から着信がきていた。 「先輩?どこにいます?」 彼の声が耳に響く。この声を聞いた瞬間、私は彼の甘くて低い声が素敵だなと瞬間的に感じた。思えば、声を聞いた時から既に好きになっていたのかもしれない。 ようやく会うこと
前の記事を見てもらえると分かるのだけれど、クリスマスの日、ずっと好きだった職場の後輩に失恋をした私は、見事に自暴自棄になっていた。 具体的には ・今までのダイエットをやめて、好きなものを食べた。だけど、ふと虚しくなって、急に食べなくなったり。食が乱れた。 ・話を聞いてくれる友達がたくさんいたから、誘われるままに飲みにいった。とにかくお酒を飲んだ。 ・SNSに我慢できなくなって、気持ちをつぶやいた。気持ちを吐露した。 こんな感じ。 根っからの真面目人間な私は、自暴自
「彼女いるんだよね。」 その言葉を聞いたことで、私の1年半の片思いはあっけなく終わった。 彼女がいるくらいなんだよって言う人もいるかもしれない。でも、そこまでで何となく脈がないんだろうなって分かってた。だからこそ、あぁ終わりだなって瞬間的に悟った。 ・・・・・ 彼は私の2歳年下で、私が3年目になる時に新人として職場にやってきた。 明るくて、コミュニケーション能力が高くて、身長も高くて、爽やかな彼は、職場にもすぐに溶け込んだ。 同じグループになった私は、年が近いこと