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【食レポ】正饌素食(台北市・台湾朝食素食)

私の記事に関心をお持ちくださりありがとうございます。

【食レポ】正饌素食(台北市・台湾朝食素食)

台湾へ来始めた頃に通訳でお世話になった方がご馳走してくださった包子が美味しかったことを思い出し、記憶をたどって探してみました。
見つけた!
お店の名前が「正饌素食」と知る。

朝は7時30分から夜7時まで。土日はお昼で終わり。
開店からお客様が途切れません。
みなさん、爆買いです。
地元のお客様が多いお店は、安くて美味しいと相場が決まっています。
それは日本国内外共通ですね。

しかしながら、こちらのお店の、あえておばちゃんと呼ばせていただきましょう。
おばちゃんの中国語、全く聞き取れません。
困っていたら「日本の方ですか?」と、仕事はすでにリタイアしたと思われる台湾のお年を召した紳士が声をかけてくださいました。
とても流暢な日本語です。
「はい」と答えると、おばちゃんと私たちの間に入って通訳をしてくださいました。
「彼らは日本人です。日本語のメニュー表を渡してあげて」
おばちゃんが「わかった」とお店の中から持ってきたメニューの数がすごい。
英語、韓国語、フランス語、日本語、あといくつだろう…全部パウチしてあります。
「この中のどれ?選んで」
おばちゃんのために誰かが数ケ国語のメニューを作ってくれたようです。
おばちゃんがメニューを持ったままだったので、写真は撮れず(笑)

お店の看板。粽がぶら下がっています。
扇風機で一部見えませんが。5年前に比べて8元ほど値上げのようです。

スタンダードの雪菜包と高麗菜包(キャベツまん)を注文しました。

雪菜包
高麗菜包

おばちゃんに「日本で紹介していいですか?」と尋ねたら
「作ってるとこの写真も撮って!!ちゃんと、ウチの店で全部作ってるから!」
何度も「撮った?撮った?」と聞かれる(笑)
はい、撮りました。

通訳をしてくださった紳士の注文分が渡されて「それじゃあ」と帰っていかれました。

思えば、初めて台湾へ来た時から何人もの紳士に助けられてきました。
仕事はすでにリタイアしたと思われる台湾のお年を召した紳士に。
日本統治時代の終わりの頃に日本語を学ばれた方々です。
若輩者の私たち相手でも、とても流暢で美しい日本語を話されます。

最初は艋舺清水巌さんに参拝したとき。
貿易の仕事をされていてリタイアしたとおっしゃった紳士。
「ここは昔、日本の学校でした」とおっしゃって。
日本統治時代、台北市が日本国台湾台北州だった頃のことです。

次は、桃園国際空港で。
どなたかご家族を空港まで迎えにいらしたご夫婦でした。
目を細めて、昔の知り合いにでも会ったような嬉しそうなお顔で。
たくさんお話しました。
紳士がちょっと咳き込んでおられたので、友人Lさんからいただいた「降火谷涼喉珠」をひと瓶差し上げたら喜ばれて。

この後も続きますが、今日はこれくらいで。

中国語でスタンダードなありがとうは「謝謝(しぇしぇ)」ですが、台湾では「感謝(かむしゃ)」を使うと、みなさんとても驚かれて喜ばれます。
「感謝(かむしゃ)」もありがとうです。

紳士のみなさま、感謝!!

正饌素食
台北市中山区遼寧街152号(長春市場近く)