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訪問販売考

専業主婦で家にいると、様々な訪問販売、電話勧誘、等がやってくる。
それらを丁重にお断りするのも、家にいる者の仕事かなー。と思って日々、悪戦苦闘?している。

先日来た訪問販売は布団。
「あのー、○ルハチですけど、知ってますか?この辺よく来ますか?」
「…(知らないと答えるべきか?知ってると答えるべきか?来ると言うか来ないと言うか、ちょっと悩んで)
「…まぁ…ね。」(何が、まぁね。なのか?自分でもちょっとわからない)
「お布団どこで買ってますか?」
「(そんなのどこでもこっちの勝手だろ!)あぁ、私の友達が布団屋さんなんです。(これホント!ごめんね、Hさん!断る口実にさせて頂いております。)」
「あっ、そーですか」

その人は珍しく素直に帰っていったが、逆にああも素直だと売れないぞ!給料大丈夫か?と、ちょっと心配してあげる。でも、買わないけどね。

青森からりんごを売りに来ました!…なんていうのもある。
ここは西日本。随分遠くから来たものだ。と思うが、トラックのナンバーは果たして「青森」なのか?一度確かめてみたいのだが、出て行くと面倒なので出て行かない。
「この間、ダンボール1箱のりんご貰ったばかりなんです。」とか、「りんご、嫌いなんです。」とか適当に言ってお断りしている。
だって、スーパーに行けば「青森産のりんご」なんて、いくらでも売ってるんですもの。
それに、やってくる若い男性(の場合が多い)青森弁らしきもの(本場の青森弁は知らないので、よくわからない)をしゃべってるが、却って非常にウソくさい。
今時あんなに方言丸出しの若者っている???

「珍味売り」なんていうものもある。要するにスルメとか干物みたいなものだったと思う。
ある時、若い女性が売りに来て、断ったのだが、
「じゃあ、歌を歌わせて下さい!」
と、言い出した。
「は?」(歌?何で?お金取るのかしら??)
訳のわからないまま、とまどっている私だったが、その女性は、気にしない風で、その時まだ小さかったうちの娘に向かって確か「サザエさん」を歌って帰って行った。と、記憶している。

数年後、図書館で見つけた「新興宗教」について、詳しく調べている本の中で、若い信者の修行と称して「珍味売り」とか「りんご売り」とかを、させる新興宗教もあるらしい。と書いているのを知った。

度胸をつける、という事なのだろうか??
売れたら儲かるし、まさしく一石二鳥だ。教祖様も考えたものだ。(笑)

「すぐ近くで、無料のプレゼントを配ってますので来て下さい。」というのもよくある。
これが噂の催眠商法なんだろうな。と思いつつ、勿論、行かない。
どういう風に催眠状態にするのか、実はちょっと興味があるのだが、万が一、ミイラ取りがミイラになると困るので行かない。(笑)

今問題になっている「リフォーム」も、よくやって来る。
たいてい言う事はほとんど同じである。
まず、「近くで工事してるんだけど、ちょっと見たら御宅の外壁(瓦だったりするときもある)が少々傷んでますね。」
と、話してくる。もしも、「いくらぐらい掛かりますか?」
なんて聞いたら、何百万もの値段を吹っかけてくるのだ。
「高いですねー。うちにはそんなお金ないですよ。」
などと言うと、携帯電話を取り出して、その場から立ち去り、暫くしてから戻ってくる。そして、
「今、本社に電話したら、今の期間だけサービス期間ですので、○○円に出来るそうです。」
とか言うのだ。値引き金額が結構大きいので、人によっては凄くお得なんだ。と、錯覚して契約してしまうかもしれない。
しかし、最初の金額がめちゃくちゃ高いので、値引きした金額でも本当はめちゃくちゃ高いのだ。

たいていは、面倒なので、
「主人に聞いてみないとわからないんです」とか、
「うち、お金ないから」とか、
適当に言って、サッサとお断りするのだが、ごくたまーに、興味本位に?どーゆー返答が返ってくるか知りたくて、お値段を聞いてみたりするのだ。

私は言いたい!

「真面目に商売しろよ!人を騙してお金儲けて楽しいか?」

…うーーん。そうゆう人は、楽しいのかもしれない。(苦笑)
いやな世の中だ。

実は上記の文章は昔自分のブログで書いてたもの。たまたま開いた所にあったもので久しぶりに読んでみたら懐かしかった。そういえば近頃は何故か訪問販売ってあまり見かけないような気がする。せいぜい新聞の勧誘ぐらいかな?ごくたまに○クルトの勧誘も来るかな?リンゴ売りとか珍味売りとかはもう十年以上見かけないような気がする。あまり売れなかったのか、もしくは新興宗教がらみだとすればその新興宗教の方針が変わったとかかもしれない。

最近は実際に家に来るよりも電話の方が多いような気がする。いらなくなったものはありませんか?とか太陽光発電がどうのこうのとか・・・。電話で確認してからやってくるタイプが多いようだ。私は勿論全て適当なことを言って断っている。

ハガキで裁判所から支払わなければ訴えます。なんていうのもあったけど、そういうハガキも近頃は見かけない。メールの方が多くなったかな?時代とともに詐欺の手口も変化していくのだね。こちらも騙されないように気をつけなくちゃいけませんね。

画像は姫路城。今回の文章の内容には全く関係ありませんが最近どこにも旅行に行ってないので数年前に行った姫路城を見てストレス解消。

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