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ねずみ男の<皮衣>

ねずみ男が着ている服は実は<皮衣>らしい。
単なるボロ布というわけではなさそうだ。

<ねずみ>と<皮衣>と言うと真っ先に思い浮かぶのが「竹取物語」。
所謂「火鼠の皮衣」というやつだ。
かぐや姫が結婚の条件として、阿倍御主人(あべのみうし)に持ってくるようにと言いつけた品である。
「竹取物語」では、偽物だったので簡単に燃えてしまったが本物は燃えないらしい。

火鼠の皮衣は、中国の崑崙山(こんろんざん)で産するという、火浣布(かかんふ)のことではないかと言われている。
崑崙山は、弱水という川と、炎を噴出する山に囲まれていて、山の上の動植物は、火炎の中で生まれ大きくなるのだそうだ。そして、これらの動植物などから作られたのが、火浣布(かかんふ)であり、燃えない布なのだ。
・・・で、<燃えない布>・・・それは一体何かと言うと、今で言う<石綿>のことらしい。
<石綿>というと<アスベスト>
・・・う~~~ん。アスベストをいつも着ていて身体に悪くないのだろうか??
ま、ねずみ男だから何となく大丈夫な気がするが・・・。

そういえば、「犬夜叉」(高橋留美子)の着ている着物も確か
<火鼠の毛で織った衣>だった。

もしかして・・・ねずみ男と犬夜叉は同じ材質の着物を着ているのだろうか??
う~~~ん。
何となく嫌だ~~~!!


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