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漫画の感想

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昭和生まれの私が読んだ漫画の感想。古いのも多いけれども新しいものもあります。
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2022年12月の記事一覧

萩尾望都 (バルバラ異界)

萩尾望都 (バルバラ異界)

(「月刊flowers」2002年9月号~2005年8月号掲載)
近未来SF。

これは思ったより短かった。
たぶん作者は最初からちゃんと最後までの構想があって描いているだろうから、
全4巻の予定で描いていたのだろうと思う。

心臓を食べるとかの話もあるが、それ程めちゃくちゃ暗くはないので取敢えずは安心して読めた。
あまりにも暗いのは私はちょっと苦手なのだ。

現実世界と青羽の見る夢の世界が交錯す

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聖悠紀 (超人ロック)

聖悠紀 (超人ロック)

先日、聖悠紀が亡くなった(敬称略)
ご冥福をお祈りします

ロック格好良かったのよね
漫画本を買おうと思いつつ何故かあまり買っていないものだから手元には数冊しかない

その中で結構古い作品を持っている
ただ私の持ってるこの本は普及版とのことで、発行日は昭和52年12月25日となっている
実際に作品が描かれたのは1967年のようだ(一冊目)

絵柄はかなり古いし、申し訳ないけど画力はまだまだ・・・っ

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坂田靖子・橋本多佳子・波津彬子 (フレドリック・ブラウンは二度死ぬ)

坂田靖子・橋本多佳子・波津彬子 (フレドリック・ブラウンは二度死ぬ)

(昭和58年発行)

若かった頃、フレドリック・ブラウンを結構読んでいたような気がする。
しかし、じゃあどんな内容だった?と聞かれると忘れてしまってる自分がいる。
作家名しか覚えていない・・・って老化のせい?

ま、歳の話は置いといて・・・(笑)

この本は坂田靖子・橋本多佳子・波津彬子という個性的な漫画家が集まって、
<同人誌>のノリで作った本・・・という感じ。

それぞれが、フレドリック・ブラ

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萩尾望都 (11人いる!)

萩尾望都 (11人いる!)

(「別冊少女コミック」1975年9月号~1975年11月号掲載)

萩尾望都の代表作の一つと言える作品。
古い作品ではあるけれど今読んでも十分面白い。
よく練られたストーリー。
謎とスリル。
魅力的なキャラたち。
絵柄は今と比べると古いかもしれないけれど・・・フロルは今みても可愛いですね。

これはリアルタイムで読みました。
最初は前・後編の予定だったのに中篇が入って結局3回になってしまった作品で

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