染雅 -SOME MiYABi- pj 概要. 1


はじめに


『世界は既に美しい』 

心からそう思えた日に決めたことがある。
それは、『楽しいことをしよう。』ということ。

だって、世界は既に美しいのだから。
既に、もう既に。

誰がなんと言おうと、美しい。

そんな世界で、あなたは何をしたい? 私は何をするだろうか?

きっと、ほんとうに楽しいことをするだろう。
それでいいんだと思った。

何か大きな問題を解決しようとすることも大事だ。
何かを原体験に何かを変えてしまおうと奮闘することも。

だけど、それよりも大事にしたいことがあるって気づいちゃった。
それは美しいものに美しいって言うこと、感じること。

それをやろう。
ほんとうに美しいものをつくろう。

ほんとうに美しいものは人の生き方を変えてしまうちからがあるから。


『ほんとうに美しいものをつくろう』


それがこの世界を既に、更に、美しくしていくことだと信じている。

そしてこのシンプルな宣言が、このプロジェクトのミッション。


既に美しいこの世界で、どうしてもつくりたいとつくってしまったものは、
ほんとうに美しいものだと思う。


そうだ、世界は既に美しい。

昨日も今日も明日もも明後日も_世界は既に美しかった。


ほんとうに変えたいことがあるならば、
ほんとうに美しいものをたずさえてゆけ。


色は世界共通の言語


このプロジェクトは、植物から採れる色を扱い、
その不思議を形にしたり、その秘められた美しさを魅せるプロジェクト。

大きくいうと、色が基本。


色は、単調にもなり、万華魔境のように千変万化することもでき、調和をとることも、衝突することもある。色は、地理や言語あるいは価値観によって制限されることがない。瓶詰めにはできても閉じ込めることはできない。売ることはできるが、永遠に品切れになることはないのだ。どこにでもあり、希有でもある。そしてほかの宝物よりも遥かにありがたいものである。
色は私たちの創造力をかき立て、幾度となく言葉となり、目にしたものについての感覚と記憶をとらえ留めておく幾多の芸術に用いられる。

色はすべての文化に理解される美の言語であり、
すべての文化で言葉となった。




この詩にある通り、「色は全ての文化に理解される美の言語」である。
という認識の上で、形作っていきたいと思う。

「すべての文化で言葉になった」そんな素晴らしい道具を使って、
「日本の色」を魅せる企画をたくさん考えて形にしていきたいと思う。



日本人と色  

(なぜ日本の色なのか?ということ。)

日本人は色にたくさんの名前をつけてきた。
名前をつける=愛でるということだと思う。

日本の色は引き算なんだと思う、
襲、奏で、纏う感覚が特徴的だと思う。




日本の刺繍『刺し子』をアップデートする。

世界に日本のSASHIKOを


こんな人に向いてる!
こんなことができる人にきてほしい! 

って言うのはまだない、、、
そういう一定数なにかモノサシのようなもので
測れてしまうようなものではない何かが、今は大事なんだ。


何かを強く信じられる人、何かを強く信じている人、
何かを強く信じてきた人、


そんな人と一緒にたくさんの不思議に真っ向から向き会ってみたいんだ。




Cosmic Cosmetic

化粧をしたい=色を纏いたい = 植物を纏たい=宇宙を纏うということ



最近こんな言葉に出会いました。
色は色ではないのかもしれない。


染雅 -SOME.MIYABI-





最後に

サイエンスには世界の見え方を広げてしまう力、
アートには世界の見え方を変えてしまう力がある。




誰かや何かのためじゃなくて、自分たちのために



そんな仕事をやりたいと思う。



ほんとうに美しいものをつくろう。
ほんとうに美しいものは恨みや憎しみ、怒りからはつくることはできない。
圧倒的な喜びと感動、歓喜に満ちた瞬間に垣間見えると思う。

大きなインパクトではなく、美しいインパクトを目指して。


ほんとうに美しいものは超個人的なものだと思う。

 



少し疑ってしまう日もある、そんな日もあるけれど、
だけど世界は既に美しく、多くの謎に満ちていて、魅力的なんだ。



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