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自己紹介〜ラスト

いい加減自己紹介も長くなってしまって申し訳ないので、今回が最後で・・・

堺筋本町のMETAL BOXというお店には、2階に作業ブースが設置されていた。作業ブースというか、塗装コーナーというか。

当時、本当に模型製作のことを何もわかっていなかったのだが、どうやら世間の上手に感じていた模型たちは「全塗装」ということを経てそうなっているらしいことを教えてもらった。つまり、組み立てただけではそうはならないらしい、と。

カルチャーショックだった。なんということだ、模型製作ってそんなに奥の深いものだったとは…。

その日から店員さんに手取り足取り教えてもらい(幸いなことに1階は模型売り場だったので、必要なものは教えてもらい次第即購入→即実践しながら学ぶ)、なんとかひとつ目の完成品を作ることができた。

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みやび的にはすごく大満足な完成品だった。もう、こんなものが自分で作れるなんて思ってもいなかった。改めて見ると拙いところもたくさんあり恥ずかしい作品だが、今でも大切に自宅に飾ってある記念すべき第1号なのだ。店員の方々は本当に親切に教えてくれた。最初の模型の先生だった。その後も店員の方のみならず、常連のお客さんたちにもたくさんのことを教えてもらった。

それからはジャンルを問わずカッコいいと思うものなら片っ端から挑戦した。模型にハマっていく道中は本当に楽しく、そして膨大にお金も使った。これが趣味か、と引き返せないところまで来た時、再び気付かされた。充実していた。

時は流れ、2014年に衝撃の出会いをした。当時、少しずつ戦車の模型も楽しいなぁと思い始め、見よう見まねで好き勝手作っていた。そんな11月にモデラーズエキスポというイベントが大阪で開催され、参加をしてみた。日本中のモデラーが集まり大型の展示会をするイベントで、それはそれは上手な作品も多く自分の下手さを痛感した。公式のコンテストにも戦車模型で応募してみたものの(多分小さなジオラマみたいなの作ったような…)、もちろん引っかかることもなく。いやーすごい人がたくさんいてるんだなぁ、とワクワクが止まらなかった。

イベント会場を歩いていると、ひときわ目を惹く実演が行われているコーナーがあった。…一瞬で目を奪われた。なんだ、何をしているのだこの人は?ちょっと普通じゃないぞ…。この人こそ、今でも師事をさせてもらっている我が師匠、吉岡和哉その人だったのだ。まだまだ戦車模型かじりたての坊やだったので、氏がどれだけすごい人なのか全くピンときていなかった(先生すみません)。ただ、どうやら神戸で模型教室をしているらしいことをそこで教えてもらい、即見学・即入会をしたのだ。この人に模型を教えてもらおう、この人と同じものが作りたい!

こうして模型の中でもAFV(Armoured Fighting Vehicle、装甲戦闘車つまり戦車的なアレ)というジャンルにどっぷりと浸ることになった。知らないことだらけの毎日は刺激も多く、SNSやインターネットで知り合う素晴らしいモデラーとの情報交換は、今でも新鮮な情報がたくさん流れ込んでくる。今でこそ模型誌での執筆活動もさせてもらえてるが、最初の頃の自分を思い返すと恥ずかしくなる。まだまだ勉強不足な部分が多いので、周りにいろいろと助けてもらいながら、しかしめいいっぱい楽しみながら模型製作をさせてもらえている。


いやー最後の方は駆け足になってしまいました。振り返ると、AFV模型やり始めてまだそんなもんなんですね。諸先輩方に比べたらまだまだひよっこ、これからも勉強していかないといけないことだらけです。

長々と自己紹介を読んで頂き本当にありがとうございます。次回からはもう少しまったりした内容で記事を書けたらいいなぁ、なんて思っています。最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

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