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好きな音楽の話vol.1

今日は少し好きな音楽について書きたいと思います。

クラシックや吹奏楽の仕事をしていますが、クラシックが一番好きなジャンルの音楽、というわけではありません。どちらかと言えば、仕事以外ではあまり聴かないかもしれませんね。たとえばクラシックのコンサートへ行くこともありますが、どうしても自分の勉強のために聴いてしまいます。音楽鑑賞、というよりも鑑賞学習してしまう感じでしょうか?本業にしている方がみんなそうだとは思いませんが、きっとそういう方も少なくないはずです。

ちなみに吹奏楽も同じです。あれは不思議なもので、がんばっている姿や上達の過程を知っている生徒の演奏だと、もうめちゃくちゃ感動してしまいます。もちろん選曲や演奏のクオリティも重要だと思いますが、誰が演奏しているのかとか、成長していく姿を見てきたとか、そういう部分までもが付加価値になって感動を引き起こしているんだろうと思います。とくに「吹奏楽部の吹奏楽」にはそういう効果があるように感じます。

ちょっと脱線してしまいましたが、そういう理由から好きな音楽がクラシックでは無くなってしまったわけです。ではどんな音楽が好きなのかというと…ひとことではまとめられないのです笑。なんやねん!じゃあブログの題材にするなよ!って思われるかもしれませんが、今日はある曲を紹介したくてこのテーマにしました。

「wacci」というアーティストの【別の人の彼女になったよ】という曲です。
(リンク先はTHE FIRST TAKEというYou Tubeのページに飛びます。)

器楽を中心にずっと生活してきたからか、昔から音楽の歌詞に興味がありませんでした。楽曲のここの部分の和音が好き!とかここのリズムがかっこいい!とか、そういう観点で音楽に触れてきていました。ところが最近、なんとなく耳に歌詞が残るような瞬間が起こるようになりました。そのうちのひとつが、この曲【別の人の彼女になったよ】です。

歌詞の内容としては(全文はぜひググってください)、元カレに新しい彼氏ができたことを報告する元カノの言葉で綴られています。最初は、「別の人の彼女になったよ」と語り始めます。今の彼氏がいかに素晴らしいかを元カレに語る、なんていう、もう元カレからしたら最悪のシチュエーションですよね笑。まさに傷口に塩を塗るような歌い始めなのです。

「だからもう、会えないやごめんね・・・」

サビで歌われるこの歌詞に、ふと耳が奪われました。なんだか切ない気持ちになる、そんな歌声とともに。

次第に本音がポロポロ溢れ始めます。あなたと一緒だった時はこんなだったのに、今の彼とだとこうしなくちゃいけない…。元カレとの楽しかった思い出を振り返ってしまう、ちょっと弱った心が見え隠れします。そして最後には、

「だからもう、会いたいやごめんね・・・」

となってしまいます。たった2文字違うだけで、こんなにも意味が変わるなんて!もうめちゃくちゃ切ないじゃないか!「あんた、政略結婚でもすんの!?元カレとより戻したらどうよ!?」って関西のおばちゃんなら真顔で言ってしまいそうな歌詞です笑。

この曲の中で主人公は心境がどんどんと変化していきます。その時間の移り変わりが自然で、でも切ない。ちょっと昔の曲ですが、【木綿のハンカチーフ】という名曲があります。これも同じ様に、どんどん主人公と恋人との心の内が曲中で変わっていく歌詞でした。こうした、楽曲の中で時間の動きを感じられる曲、ってステキだなぁと思いました。

SNSでは通称「ベツカノ」と呼ばれ、Apple Musicでも上位にランクインするヒット曲になったこの曲、ぜひいろんな人に聞いてもらいたいなぁと思います。ボーカルの声に乗った感情表現もステキなんです!なのでそれを純粋に感じ取ってもらうには、リンク先のTHE FIRST TAKEの動画がおすすめです。

ところで、このブログは完全に趣味で書いております。とくにスポンサーもないので、どこの回し者?どっかからお金でも出てるの?ステマ?という誤解のないようにしてもらえればと思います笑。単純に自分の好きなもの、感動したものを書きたいように書くスペースとして利用させてもらってます。また読んだ方のおすすめなんかあれば、ぜひ教えてください!最後まで読んでいただきありがとうございました!

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