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変形性膝関節と膝評価PART1

変形性膝関節症(以降OA)は日々の診療のなかで多く目にします。
変形といってもどのような特徴があるかおさらいしましょう!

膝関節を構成する軟骨が摩耗し疼痛、変形、ROM制限が現れます
OAは狭小化や程度を6段階のグレードで表します。(レントゲン上)

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グレード0 正常
グレード1 骨棘、硬化像を認めるが狭小化なし
グレード2 3mm未満の関節裂隙狭小
グレード3 関節裂隙の閉鎖、亜脱臼
グレード4 荷重面の5mm未満の摩耗と欠損
グレード5 荷重面の5mm以上の摩耗と欠損

【重要】

ここで重要なのはそもそも関節軟骨には神経・血管がないので
少しの軟骨損傷では疼痛は生じないはずです☝️
問診時「軟骨のすり減りが、、、」と仰った患者様に
「なるほどなるほど!OAだから痛いんです!ドヤ顔」はよくないです!

膝関節周囲の軟部組織や関節の不安定化、神経性疼痛などによるものの混在もあり得ます。しっかり評価しましょう!

その上で介入範囲を間違えないように気をつけましょう。
グレード3以上は骨同士が荷重時に擦れるため強烈な疼痛、微細骨折などに絡みます。
※グレードはレントゲン画像初見なので全身評価は必要です!


もっと良いもの知っている方、
たまたま読んでくれた方も教えて頂けたら嬉しいです🤗

SEE YA:)

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