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4期通算「貯金・借金」について

今回は、4期通算の「貯金・借金」について簡単に解説します。

ひまひまさんにも掲載されているこの概念ですが、その正体を解説していたのは検索する限り私だけだったので、一応こちらにも書いておこうと思います。

「貯金・借金」を求める式は以下の通りです。

(4期通算獲得点数)-(4期通算出走回数)×3.80

これはつまり、4期の平均が3.80となるために、あと何点プラスが必要か?あと何点マイナスとなって良いのか?を表しています。
平均の考え方から、4着(4点)以上を取れば貯金が増えていき、逆に5着(2点)以下を取ってしまうと借金が増えていく仕組みです。

そして1走するたびに、(着順点)-3.8だけ貯金/借金が増えていきます。

例えば、2走して2着と5着を取ったとすると、獲得できる点数は8点と2点なので、

(8-3.8)+(2-3.8)
=4.2-1.8
=2.4
だけ貯金が増えることになります。
これを積み重ねて、借金が0になればめでたく通算勝率を3.80に載せられるというわけです。

この概念を使えば、該当する選手があと何走で何点獲得すれば良いかがすぐに計算できます。

例えば、借金-50の選手の場合、あと25走する想定で考えると、
-50÷25=-2 なので、1走につき2点ずつ借金を返せば良い。そして、2点借金を返すには、3.8+2=5.8点が必要なので5.8×25=145点が必要だ、という具合に計算できるわけです。

過去の例として、2020前期の黒澤めぐみは-83、2021前期の深尾巴恵は-76からの逆転でした。過去には160点以上の借金を返した選手もいるようですが、-80近辺からの逆転劇はさすがに稀です。

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