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韓国闘牛で歴代最高配当が飛び出す(6/16)

韓国慶尚北道清道郡で開催されている闘牛開催で、歴代最高配当となる94371.8倍の大万牛券が飛び出した。

韓国では闘牛が公営競技として開催されており、それぞれ赤と青のペイントが施された2頭の牛を戦わせ、勝つ牛と勝負が決するまでの時間を予想する。
賭け式は単勝式(勝つ牛を的中させる)、時単勝式(勝つ牛と勝負が決するまでの時間を的中させる)、複勝式(2試合連続で単勝式を的中させる)、時複勝式(2試合連続で時単勝式を的中させる)の4つ。試合時間は30分で、そこまでに決着がつかない場合は引き分けとなるが、引き分けも牛券の対象となる。
また、時単勝式・時複勝式は30分を6つのRに分け、0分~5分で決着がついた場合は「1」、25分~30分で決着がついた場合は「6」が的中となる。例えば、青の牛が17分で勝った場合は、時単勝式の的中は「青4」となる。

世紀の大波乱の舞台となったのは6月16日、第24回2日目の第4試合。赤・ウイチャニ(의창이)、青・プクサン(북산)の対戦となったこの試合は、青・プクサンが単勝1.3倍、時単勝「青1」2.0倍の支持を受けたが、30分経っても決着がつかず引き分け。この試合単体でも、単勝108.7倍、時単勝1401.5倍(こちらも歴代最高配当)、時複勝1070.1倍、複勝に至っては的中者なしの特払いの波乱となった。

その次の第5試合は赤・ドンキー(동키)が単勝1.2倍の支持に応えて勝利したが、格下の青・カウル(가을)に手こずり18分を要した。時単勝式「赤4」でも38.2倍の高配当となったため、第4試合と第5試合の時複勝式「引き分けー赤4」は94371.8倍と、それまでの記録を5万倍以上更新する歴史的大波乱となった。

韓国闘牛では引き分けの発生が極めて稀なため、引き分けが発生した際は1000倍級の配当が出ることも多い。しかし、9万倍というオッズは他の公営競技でもそうそうお目にかかることができない超ド級の配当となった。


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