2022年 自分のミッション・ステートメントを見直す

2022年になりましたね。何かとややこしい状況が続いておりますが、今年はどんな年になるのでしょうか。

さて、いきなり本題へ。
「7つの習慣」というリーダーシップの名著(僕は広い意味でリーダーシップの本だと持っています)があります。未読の方は、最近は内容を要約したサイトも数多くありますので、検索して要約だけでもご覧になることをおすすめします。
※ ヘッダ画像は習慣のイメージです…腹筋ローラーもようやく習慣になったな…

「7つの習慣」というタイトルだけあって、第1〜7までの習慣が順番に説明されていきますが、第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」では、自分の信条や理念を表した「ミッション・ステートメント」を定めて、人生の指針にすることが語られています。

前の職場の上司は、年1回、この「ミッション・ステートメント」を見直し、修正すると言っていました。私もそれ以来、自分の定めたミッション・ステートメントを毎年見直すようにしています。
今日は、今年のミッション・ステートメントの見直しについて書いていきたいと思います。極めて個人的な文章になりますが、これから先、ご自身のミッション・ステートメントを作成してみようと思われた方に、多少なりとも参考になれば幸いです。

見直しの理由

と言いながら、ここ数年はあまり大きく変化をさせてこなかったのです。微妙に前提事項を変えたり、修飾語をつけたり。
ただ、ここいら辺で、本格的にミッション・ステートメントに手を入れようと思っています。理由は主に2つ。

1つは、仕事内容の大幅な変化です。
昨年は未経験ゾーンの仕事が激増しました。まず、部長職になって経営会議に参加するようになったのが大きかったです。また、自部門のミッションが、社内システムを中心とした「ラン・ザ・ビジネス」から、顧客サービス提供の「バリューアップ」領域へ大きくシフトしたのも大きかったです。(前者の重要性も全然減ってないので、シフトと言うよりは追加ですが…)
ここらで本格的にミッション・ステートメントに手を入れないと、自分自身迷走してしまう気がしました。

もう1つは、可処分時間の変化です。
40代も半ばに差し掛かってきました。健康にはそれなりに気を遣っているつもりですが、体力的な限界を感じることも増え、「オラオラ〜23時までかけて一気に仕上げるで〜」が通用しないことも増えてきました。また、自分が歳を重ねれば、両親も友人たちも歳を重ねます。昨年も自分の周囲で、体調を崩す方や、不幸にも亡くなられた方がおられました。自分の可処分時間はどんどん減ってきていますし、変な話、何らかの理由で明日から自分のやりたい事が何もできなくなる可能性だってあるわけです(自分自身が要因かもしれないし、周囲の要因かもしれない)

さて、どうしたものか。

もともと、私のミッション・ステートメントの中核をなすのは「周囲の期待に応える」なんですよね。随分と受け身なステートメントですが(笑) ただ、誰かの期待に応え、相手の喜びを通じてしか幸せになれないタイプなので、これはこれで良いのかなと思っています。
ただ、前述の通り、可処分時間はどんどん減っていきますので、無制限に周囲の期待に応えることはできません。優先順位付けが必要です。ではその優先順位付けの基準は一体どうするのか?(実はこれまでも、毎年微妙にいろんな前提条件をつけてはきたのですが…)

ビジネス上の指針

まずはビジネス方面です。これに関しては、年末に出会った1冊の本を参考にしていきたいと思います。(2021年6月出版なのですが、読んだのは年末)

濃密な内容の本なので、簡単に要約することはできないのですが、私なりに重要なポイントをものすごく雑に要約するとこうなります。

・デジタル化のロジックは「具体ではなく抽象」
・物事を本質的な課題にさかのぼって、そちらの方向に抽象化して考える
・対極をなすのは、直接的に与えられた課題を「具体」「深化」する方向にすぐ行ってしまう発想
・必要な行動は3つ
① 課題から考える、解決策に囚われない
② 抽象化する、具体に囚われない
③ パターンを探す、ルールや分野に囚われない

私がビジネスにおいて立場上求められているのは、ITツールを活用した直近の問題解決から、デジタルを活用した本質的なビジネスの課題解決にシフトしていると感じています。これを前提とした行動指針をうまく言語化できずにいましたが、「DXの思考法」で語られた内容がストンと腹落ちした感じがします。今後は上記の指針に照らして、自分がなすべきことの優先順位を決めていきたいと思います。
例えば、ITによる具体的な「解決策」を求められたときは、難易度に関わらず、できるだけ自分の部下やパートナーに対応してもらい、自分はその求められた「解決策」の裏にある課題をさぐるところに注力します。

プライベート上の指針

プライベートでは、逆にもっと幅広い人の期待に応えていきたいです。

最近は、相手から「会おうぜ」と言われても、忙しさにかまけて先延ばしにしたりすることが最近多かったです。ですが、変な話、このまま一生会わないままになってしまうことだってあり得るわけで。私なんぞに会いたいと言ってもらえる方との縁を大切にしていきたいです。
日本国内は、多少お金と時間を使ってでも、移動したいですね。コロナには要注意ですが。海外の友人にはまだまだ会えなさそうなのが悲しい。

おわりに

とりあえずこの1年は、これで試してみます。早々に詰んで、すぐに見直すことになるかもしれませんが…。

なんやかんやで、ベースになるのは、笑顔、礼儀正しさ、謙虚さだと思っています。ここはいつまでも変わりません。良著を広く読み、人の話に注意深く耳を傾けていきます。

極めて個人的な文章に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。今年も皆様にとって、良い一年になることを願っております。