メルボルンサッカー日記#14 バスキング初日、本日の売り上げと反省

メルボルン14日目
 
今日はなんとバスキングをした。申請自体はオンラインで出来た。1日も経たないうちに承認された。6月からバスキングの申請料金が変わるらしい。それに伴って、今から6月までは申請費用無しでバスキングできるっぽい。
 
早速シティまで行って、バスキング出来そうなところを探す。
NGV(有名な美術館)まわりをチョロチョロしていたが人通りが少なく、ヤラ川の真横で風も強かったので場所を移した。初日はまったり、、、と思ったが、結局Swanston streetというメインストリートで行うことにした。平日なのに人通りがえぐい。通りに絶妙なくぼみがあったのでそこにむげん堂の布を敷いた。もうかれこれ50年くらい路上で絵を描いてますみたいな顔で広げた。リュックの中はできるだけシンプルにしていたので準備にはそれほど時間がかからなかった。この日は風が強かったので、絵が飛ばされない様にマスキングで布に固定した。この辺の準備、片づけをもっと効率化したい。
 
絵を並べている段階で、おばちゃんが話しかけてきた。おばちゃんも趣味で絵を描いているらしい。ちゃんと値段を書いた紙を貼った方がいいとか、いろいろアドバイスをくれた。感謝。あのおばちゃんのおかげでかなり幸先いい風にスタートすることが出来た。
 
僕のパステルは基本的に風景画である。それも、どこにでもあるような風景だ。だから、「飾る」という視点で考えた時に、合う空間と合わない空間が当然ある。タイ人の女性二人組は、部屋が赤だから、もっと花とかファンシーなものが買いたいと言っていた。いろいろスモールトークをして、僕の第2か3の故郷石川県の田園風景をすごく気に入ってくれた。購入には至らなかったが$5札のチップをくれた。これが今回初めてのチップである。
 
次はオーストラリア人っぽい女性が即決で1枚買ってくれた。これも石川県の羽咋川をモチーフにした絵である。夕方の川辺の、木々の絵だった。やっぱり、石川の風景は特別なものがあると思う。特に、夕方の羽咋は僕の中のノスタルジアとパステルの淡い感じがリンクしているような感じがしている。$5のチップを加えて、$25で買ってくれた。人生で初めて知人以外に絵を買ってもらえた。忘れられない1日である。
 
次は中国系の方が話しかけてきた。何と絵の依頼をお願いしたいらしい。インスタを交換して2枚写真を送ってもらった。海とディズニーランドの写真だった。特別な思い出を感じたから、これから気合い入れて描こうと思う。
 
30分ほど時間が空いて、インド系の方が話かけてきた。何と、5枚購入したいらしい。1枚$20で売っていたのだが、もう少し値上げした方がいいかもしれない。ありがたいことに早くも在庫がない。日本が好きみたいで、日本の景色を中心に買ってくれた。
 
2時間やって、だいぶ気温も下がってきたので今日は店じまいすることにした。2時間の売り上げは$120でチップが$10、依頼が2件という成果に終わった。大体10分に一回のペースで話しかけられる。一人が見に来ると、大体2~3人一緒になって寄ってくる。もっと派手に人目につくところでやってもいいかもしれない。
 
反省点は山ほどある。まず、絵の値段である。$20より高く設定してもいい気がした。後は、見に来た人がついでに買っていけるようなポストカードの準備と、インスタのQR印刷をしようと思った。という事でプリンターを買おうと思う。
 
後は風に飛ばされない様にファイルを作る。額付きの絵を買ってくれた人用にバックを準備する。紙袋がいい気がする。
 
とにかく、思った以上の成果、そして楽しさを味わえてよかった。メルボルンサッカー日記は今後メルボルンバスキング日記も兼ねる。
 

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