メルボルンサッカー日記1#12 格上との試合、サッカーノートメイン

メルボルン12日目
 
今日は待ちに待った試合の日である。去年トライアルに行って落とされたチームが所属しているカテゴリーのチームが相手だ。今年の僕のチームは去年までのレギュラーが半分ほど移籍してしまったので、ほとんどがトライアル中あるいは新加入の選手である。
 
試合結果は2-4で負け。個人のミスからの失点が殆どで、試合内容的にはそこまで悪くなかった。というか、僕的には発見・収穫の多い試合で全く悲観していない。
 
おそらく今シーズンは右サイドバックでプレイすることになりそうである。いざやってみると、利き足でファーストタッチできる安心感が尋常じゃない。大学時代に右サイドバックをやって、ぼこぼこにはめられていた時とまるで感覚が違う。というか、感覚以前に自分の中でどのようにプレイすべきか、理論、考えの道筋がはっきりしてきている。だから、プレイに迷いがなく、ベクトルが自分に向いた状態でなおかつ周りが見えるようになってきた。
 
正対をして、なおかつ相手の目を見る。そうすると相手は絶対に足が止まる。これが面白い。相手を支配している感覚になる。奥のディフェンダーの目も見れるように成ると、なお新しい何かが生まれるかもしれない。相手をだます、支配する楽しさというのがサッカーにはある。いいところにビタっと止めて、相手と正対、眼を見て牽制、空いたスペースにボールを流し込む。自分の中の右サイドバック像が出来つつある。
 
クロスを上げるときの身体操作をもっと意識したい。軸足を横に跳ね飛ばしつつ上体は起こして速いボールを放り込む。クロスの前に中をチラ見する癖をつける。
 
ドライブする時の、緩急と正対、相手の膝横に浮かす技術をより追究したい。相手のウインガーを交わした時点でスピードに乗れるし相手のサイドバックも釣りだせるから一気に場をひっくり返せる。しかし、これはかなり理想的な動きであると同時にリスキーでもある。だから、より技術を上げて、また相手を見て再現性を上げる。
 
ポジショニングももっと追求したい。動画を取ってほしいのだがなぜかうちのチームは動画を取らない。とればいいのにと毎度思う。

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