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開発するISSUEの優先順位付け手法3つ│今週読んだ英語記事 Vol.19


この記事の目的:

約1ヶ月ぶんの更新になります!7月はまるっとPMP試験の勉強に集中していました。(無事合格したので、そちらのレポートも近日UPします🎉)

「今週読んだ英語記事 」マガジンの記事は、私の英語力向上を第一の目的にしています。続けることに重きをおいているので、文章の雑さなど何卒ご容赦ください🙇

市場機会を評価する(7/31)

新規プロダクトの市場投入を評価する5つの視点

POEM framework

POEM frameworkは、主にスタートアップのプロダクトマネージャー向けに、プロダクトが得られる機会を検証するためのフレームワークです。
市場機会を評価するために、以下の5つの観点で事業を検証します。

  • 顧客

    • 顧客の明確な定義

    • 解決する価値が十分にある課題

    • セグメント分けが可能な市場

    • 顧客のアクセシビリティ

    • 顧客のロイヤリティ

  • 製品

    • ニッチなフォーカス

    • ネットワーク効果が無い

    • リーンメソッドの実行可能性

    • マーケットフィットするためのチーム

    • 独特で、実行可能なストーリー

  • ファイナンス

    • 余裕のある資金状況

    • 需要の制約

    • 供給制約

    • サンクコスト

    • キャッシュフローの要求事項

  • タイミング

    • 世間的なトレンドとの整合

    • 最近の技術革新の動向

    • 市場の非効率性(価値と価格の連動性)

    • 競争の激しさ

    • コモディティ化の兆し

  • 競合

    • 限られた競争

    • 競合の適合度

    • 自分たちのチームの適合度

    • 守れるポジション

    • 参入障壁

POEMの効果イメージ

この5つの観点で事業機会を評価してみると、上の図の青い星のように、複数の要素を満たす事ができる打ち手が見つかります。
良い顧客がいて、プロダクトが刺さり、組織のファイナンス的にも実行可能で、競合優位性もあり、タイミングも良い、みたいな事業機会を見つけることができれば、それを追求することがプロダクトの成功に大いに役立ちます。
同じく事業機会を分析するフレームワークにSWOTがありますが、これは組織内外の事情を機会と脅威としてゆるやかに判断するやり方にとどまっています。

3つのバケツ(8/2)

メトリクス・顧客の要望・顧客の潜在ニーズの3つの観点

「3つのバケツ」というモデルは、プロダクトについている機能を以下の3つの観点で分類するというモデルです。

  • プロダクトが目指す指標(売上、CVRなど)を変動させる機能

  • 顧客の要望に基づく機能

  • 顧客が(顕在的に)求めてはいないが、あるととても喜ばれる機能

機能の中には2つのバケツに入るものもありますが、3つのバケツすべてに入る機能はまずありません。また、優れたプロダクトはこの3つの要素を兼ね備えています。

今自分が考えている機能はどれにあたるのか、機能のバランスを見るうえで良い観点になりそうなフレームワークだと思いました。

Airbnb式・柔軟なチームの作り方 (8/6)

この記事は、Airbnb社が高品質なプロダクトマネジメントを実践するために用いていた、プロダクトの成長に対して柔軟に対処するチームの組成について紹介したものです。

記事中では、柔軟なチームの作り方として以下の手順をあげています。

  1. プロダクトビジョンを完全に明確にする

  2. 最大限のフレキシビリティをもたせるために、できるだけ少人数チームを組成する

  3. 3タイプのPMを採用する

    1. パイオニアタイプ:慎重さがありつつ、0→1を作り出せる人

    2. セッタータイプ:グロース期のプロダクトの成長を支えられる人

    3. プラットフォーム・マネージャー:巨大なプロダクトを管理出来る人

  4. ビジョンに基づいたリソース配分を行う

  5. 必要に応じて、チームの終結や解散を素早く行う

PdMの立場で仕事をしていて、実務でこのようなチームの組成方法について権限を持ったり考えたりすることはほとんど無いですね。
ただ、自分が属しているプロダクトのフェーズによって、相対的に自分に求められているスキルってどのタイプなんだろう?さらに強化するにはどういう観点を持ったらいいのかな?と考えたり、組織のリソース配分は、プロダクトのフェーズに照らして今どのようになっていて、自分の周辺にあるリソースの状況はどうであるか、といったことを考えるときの補助線になるなと思いました。

今回の記事はここまでです!読んでいただきありがとうございました。
来週も引き続き、プロダクトマネジメントに関するフレームワークを紹介していこうと思います。
いいね、フォローなどいつもありがとうございます!

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