役に立たないKPI設定を避けるポイント│One story a day Vol.10
この記事の目的:
自分自身良い指標の設定には毎年のように苦労しているので、改めてプロダクトの指標の立て方についてインプットして、自分の指標の立て方をブラッシュアップしたいと思います。
この記事では特に、ダメな指標(Vanity metrics)を避け、良い指標を設定するためのポイントについて重点的に情報収集します。
★「One story a day 」マガジンの記事は、私の英語力向上を第一の目的にしています。読まれることより続けることに重きをおいているので、文章の雑さなど何卒ご容赦ください🙇
役に立つ指標であるか確認する3つの要素(5/18)
見栄えの良い指標ではなく、ビジネスに影響のある指標を選ぶ
記事中では、良い指標を選ぶための観点として以下の3つが紹介されています。
指標の変動を生み出す行動には、再現性があるか?
現実を反映している指標か?
ゴールと指標の間に、明確な相関関係があるか?
この「再現性」が無いものの例としては、「インフルエンサーから偶然サービスについて取り上げられる」というのが挙げられます。
一時的にサービスの認知や流入数を増やすことはできますが、長い目で見たときにインフルエンサーに取り上げられることを期待してビジネスプランを考えることはできません。なので、自力で改善・再現することができる指標を設定すべきだとしています。
指標を選ぶ際に、「この指標が動いたら、ビジネス上の意思決定に影響を与えるだろうか?」と考えてみると良いかもしれません。
バニティメトリクスの例(5/19)
総数はバニティメトリクスになりがち
こちらの記事はtableauのラーニング用ブログです。記事中では、バニティメトリクスとして以下が紹介されていました。
PV数
累計顧客数
累計売上/ダウンロード数
SNSのフォロワー数
バニティメトリクスであるかどうかの判断基準も紹介されていて、昨日読んだ記事と同じ内容でした。どうやらアメリカではこの判断基準が当然のものとして浸透してるっぽいですね。
バニティメトリクスの「累計顧客数」や「累計売上/ダウンロード数」は「累計ではなくYoYやMoMで確認しよう」と紹介されていて、いや普通そっちでみるよ・・・と思いましたが笑、PV数なんかはそのままメトリクスにするケースもあるので気をつけたいなと思いました。
特に、リーチを目標にする時にPV数を目標にすることもあると思うのですが、その先の目的には殆どの場合エンゲージメントがあるので、「滞在時間○秒以上のPV数」とかにする工夫は入れてもよいかもしれません。
バニティメトリクスを取得することを恐れない(5/21)
最後の記事は、前の2本と対象的に、バニティメトリクスの取得をあまり否定していない記事です。
この記事の主張としては、「バニティメトリクスを取得すること自体は問題ではない、問題なのは、そこで分析を止めてしまうことだ」ということを言っています。
他の記事でも、バニティメトリクスではない良いメトリクスを取得するには時間や金銭的なコストがかかったり、良いメトリクスは動かすのに時間がかかったりすると述べられていました。なので現実問題、最初から良いメトリクスを狙い撃ちで追うのはかなり難しいと思います。
そのような状況下で、たとえばPV数やフォロワー数など、シンプルなメトリクスはバニティメトリクスだからと全く見ないのもこれまた良い打ち手とは言えなそうです。
見れる指標はよくウォッチして、多角的にプロダクトを把握して、さまざまな指標やアクションを立体的に理解することが重要なのかもしれません。
今回の記事はここまでです。読んでいただきありがとうございました!
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