それは素敵なメッセージかもしれない~日本講演新聞

トキメキ学びを世界中に~ニュースを載せない日本講演新聞がお届けします。

 一般社団法人倫理研究所の創設者・丸山敏雄氏は、著書『万人幸福の栞(しおり)』の中でこのようなことを言っている。

 「せっかく病気になったのに病気だけ治すのはもったいない。病気の多くは生活のひずみや心のゆがみが体に現れたもの。そこに気付かせていただいたことに感謝し、病気と一緒にそれも直そう」

 つまり「病気はメッセージ」というのである。

 愛知県在住の元末期がん患者・杉浦貴之氏が年3回発行している『メッセンジャー』という雑誌は、がん克服者の体験談で溢れている。

 今年1月に発行された56号は「余命宣告・ステージ4生還者特集」だったし、8月に発行された57号のテーマは「人は何度でも立ち上がれる」だった。その中で40代の女性は「がんは自分で引き寄せていた」と語り、別の女性は「未来は自分で決める」という手記を寄せていた。
どれも「病気が治ってよかった」という話ではなく、病気からのメッセージに気付いて考え方・生き方が変わり、新たな人生のステージに立ったという話だった。

 『メッセンジャー』編集長の杉浦さん自身も28歳の時に腎臓がんを患った。両親は医師から「息子さんの余命は半年くらいです。
2年後の生存率は0%」と宣告された。

 そんな中、杉浦さんは二つのことを試みた。
一つは、がんを克服して本を出している人たち一人ひとりに会いに行って、「どうして治ったのか」を自分の目と耳で確かめ、「がんって治るんだ」という確信を深めた。

 もう一つは、

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