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安楽死への片道切符

ある日、ツイキャスという配信アプリの中で、とある配信者さんが、もし宝くじで高額当選したら何をする?何を買いたい?という話になった。

私以外の方は、家を買いたい、○○したいなどでした。
私は【安楽死の切符が欲しい】でした。
「日本に戻ってこれないよ?」と言われました。
それで良いのです。

私が骨になった後は、景色が良さそうな所か海に散骨してもらえたら良い。

私は難病だったりと病気のデパートです。
急に悪くはならないけど、じわじわ進行していきます。
今は良いけれど、将来、自分の身の回りのこと、トイレ、お風呂など、誰かのお世話になるくらいなら、いっそのこと…と思うのです。

このように考えている患者さんは少なくないと思う。
時々、【病気になって良かった。病気に感謝している。】というのを見るが、私は一切思ったことはない。

私を病気にさせた職場、病気にさせたドクター(医療事務をしていた頃)、病気そのものが非常に大嫌いです。

体調が悪ければ、体中、痛くて寝たきりで、自分のしたいことが何もできない。物事が進まない。
自律神経がうまく稼働しないと、めまいと吐き気でどうしようもないし、人に迷惑をかけたくないので、誰かしかが関わる約束事をしにくい。

見た目は、杖を持っている事以外、健常者と変わらないから、私がどれだけ体調不良を訴えても、家族と主治医以外には、わかってもらえない。

できるだけ心だけは元気でいたいので、生活をしていく中で工夫はたくさんしている。

今の生活はしんどいけれど、何とか生きている。

もしこの先、環境が大きく変わるような出来事があるとするならば、いつかそうなるかもしれないと覚悟はしているけど、生きていけないかもしれないと思っている節はある。

自分では怖くて自分をコロせない。
それならば、使うかどうかわからないけど、心の安寧のために、安楽死への片道切符が欲しいと思うのです。

よく病気の人が、たくさんの励ましに感謝している。病気に良さそうな知恵を教えてもらって感謝している。美味しい食べ物、飲み物をありがとうございますというのを見かけるのですが、

感謝はしています。本当に。

はっきり言います。
病気の人が1番欲しいのは、健康な体とお金です。

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