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扁桃腺を摘出した話

摘出するほどでもなかったけど、数年前にとあることから激化して高熱が続いたり薬が効かなくなったりしてしまい、それから調子悪くすることをぐずぐず繰り返していたら限界に来て摘出することになった。
文章の体裁整えて書くより、勢いで喋り風で書いてみたので日本語狂っているのは許して欲しい。

中の人
30代前半成人女性、都内在住。
今まで入院経験は日帰りと検査入院のみ、全身麻酔ははじめて。(はじめては飯田栞月で脳内再生して)
趣味:フルートピッコロ手芸ネイル。
お仕事:デスクワーク総合職とそのほか副業色々。

■摘出するきっかけ(ざっくり)

とにかく、扁桃腺が痛んだ日々を過ごしてきた。※ここら辺の話は別途記事にします
かかりつけ医に「今後も音楽やったり、快適に過ごしたいなら絶対取ったほうがいい」と強いプッシュをされる。個人的にもそうだよなーと思いつつ、なかなか入院する暇もなくようやく日取りを決める。
※かかりつけ医は昔、音大勤務もあり、音楽について詳しい
※かかりつけ医の息子に親知らず抜歯・普段の歯も見てもらっているのでお口周りの話も早い

■手術をする病院を選ぶ

▼しゅじゅつ する びょういん を えらぼう
A病院:近く。大学付属病院。
B病院:近く。大病院。

かかりつけ医と相談して、経歴論文等チェックし、B病院で受けることを決める。土曜日に決めたから、かかりつけ医が土日に色々やってくれたんだけど「ワクチン接種の当番の合間」に諸々やってくれてた。かかりつけ医に日曜日はなかった。
※かかりつけ医めっちゃ働くタフな人で尊敬してる

■大病院に初診に行く

大病院はRTAだ…
とにかく待つ。初診は検査類ないけど色々カードとか発行させられるので、朝一に行くことが大事。(とネットで見て事前学習し、地図と行動を頭に入れる)
初診は診察のみ。趣味で楽器をやっていること、切除するときに諸々特に傷つきたくない箇所などかなりリクエストをする。
そのまま、入院日を決める。月跨ぎだと高額医療費のうんぬんかんぬんが高くついてしまうので、再入院してもいいように中旬で入院しないといけない、祝日がないと有休が減るから祝日ある週など事細かに条件合致する日付と空いている日を調整し、初診から5か月後に入院が決定。
(もちろん本番日と被らないように念入りに調整)
月またぎの入院とか、お金周りのことはよく調べておかないと痛い目にあうよ。親族入院手続きそれなりに見てきたことあるから気づけたけどそういう経験がない人は適当に日付を決めるのはやめようね。

■2回目の大病院

採血・採尿・心電図・レントゲン・診察・麻酔科・入院支援センターの話を聞くなど盛りだくさん。
検診前に採血採尿心電図レントゲンをこなす必要があるので、予め病院内の導線を頭に叩き込んでいかないと遅延が発生する。これも朝一で行ってこなす。
7時45分に病院について病院から解放されたのは12時過ぎ。スタンプラリーを乗り越えなければならない。
次回は入院。執刀医はレジデントとなる。(それはそう。内容としては難しくないし、腎臓やられているわけでもないので。)
超絶ラッキーガールな私は楽器に理解があるレジデントを引いたので、心置きなく「万が一、手術が上手く行かなかったとしてもこの先生がやってだめなら多分だめなんだろう」という気持ちにさせられる。鬼ポジティブ。
※楽器・音楽に理解がある医者を引けるのは天文学的な確率だと思うので、これに関しては運ゲー。今回の一連の喉関連は奇跡の理解度だった。別件で輪郭まわりの件で担当した医者は親友がプロのフルート奏者で理解度が異様に高くその時も救われたので、私は運ゲーを勝ち抜いている。

■入院

2回目の大病院から1か月半後に手術。その間に風邪花粉で2回体調を崩す。完全具合悪い中の入院だが良くなる見込みもない状態で入院へ。
体調よくなかった影響で、自動的に禁酒も早めに始めてた。
また、個室にする意味があるのかと考えなかったので普通に大部屋(4人)。
バーコードついたリストバンドを装着させられる。
初日は美味しい病院食で大満足。昼前の入院だとお昼ご飯からついてくる。
21時から絶食。何も食べれなくなるので21時までにコンビニでおやつを食べたり、翌日から体調を考えて色々買い込む。
手術前はもちろん元気なので消灯後ナースステーション前で夜な夜な通話しながら(私は喋らない)スプラトゥーン対戦プレイする。
病院のWiFiはとても早かった。400Mbps出てた。(スピードテストする狂)
24時くらいに寝る。

■手術日

飲水NG時間ぎりぎりまで水を飲みまくる。トイレもこまめに行く。
水ストップ後は喉が渇かないよううがいをこまめにして、手術時間を待つ。
色々手術が押しているようで、実際の時間から1時間以上遅れて呼び出された。13時くらいだった記憶。呼ばれるまでスプラトゥーンしたり、虚無ってたりした。

ドラマの見過ぎ女さんなので、手術室へストレッチャーに寝た状態で運ばれて行くんかなーと思ったが、元気なので行きは自力で手術室へ。
途中の受付みたいなとこで名前言ってバーコード読まれてシャンプーハットみたいなのかぶせられて向かう。
自分の手術部屋までいくつかの部屋を巡りながら機材があるーとか音楽が聞こえたりしてるなーと思いつつ歩いていく。
いざ、部屋の前につくとそこには大量の機械が…!オリンパスのレーザー機械だ!とか、すごいカメラだ!とか機械に興味深々の私はワクワクしてみていた。(レーザーに関して若干の知識がある人間としてはそりゃ興味も沸く。)
装置見た瞬間「これ勝ちでは…?」となった。普通の人はならない。

そんなバカなことを考えながら、麻酔の人に呼ばれて確認色々されて、いざ手術部屋&手術台へ。
今回は喉の手術なので上だけ手術着を着るのだが、上を脱ぎ、バスタオルにまかれて手術台の上へ。
(ちゃんと隠したりされたけどどうせ意識無くしたら全部見るんだからそんなことしなくてもいいのにね、と思いながら無駄な配慮をいただく。)
手術台は床暖みたいなぬくぬくしたあたたかさを感じて(多分ヒーター)、きもちいいなーって思ってたら足にむくみ防止のマッサージのやつつけられて、極楽~♪って状態の中、ドラマで見たことある天井が見えた。
弾性ストッキングなしの手術、超絶快適。
マスクつけて左手に点滴入れてもらって、麻酔。数でも数えるんかなーとおもっていたけど、マスクでゆっくり呼吸(いわゆる甘い方向がするアレ、私はこの香り嫌いだった)しながら「お薬入りますねー」の掛け声のあと麻酔薬投薬。とにかくむせちゃったんだけど、「がんばってー!」って応援されている中、「ビビビッ」って感じで左手痛いなーっておもってたら意識無くした。麻酔担当している人たちは魔法使いなの?ギリギリまでドラマでよく聞く心電図のピッピッピッピの音が聞こえていた気がするんだけど、意識消えた。

とんとんされて目を覚ます。ストレッチャーで自力で移動し、すこしずつ意識がはっきりして若干パニックになるものの、摘出したやつ見たい?って医者に言われて見て、「やっぱ右のほうが大きいよな」と思ったと同時にネットで見たやつよりつるんとしててめっちゃキレイに取れてる…!と意識朦朧としながら見る。レジデントってほんと?うますぎるのでは?とテンションが上がりつつも痰で死にそうになる。ここまで起きて1-2分の話。
全身麻酔って呼吸浅くなるっていう意味も体感して分かった。これはやってみないとわからないな。全身麻酔の仕組みや身体がどうはたらくかというのを頭に入れておいたおかげで朧気な記憶の中、自分の体がどうなっているのかというのを解らせられた感じ。やってみないとわからない。

そのままストレッチャーで病室に運ばれるが、とにかく痰で呼吸困難になりそうで苦しくなる。エレベーター待ちが苦しくてつらかった。
自分のベッドに戻り、あまりの苦しさにリクライニングをあげてもらうも規定がある角度までしか無理なようで、苦しくて殺してくれとなる(術後は仰向けが基本のため)。
痰の掃き出しがへたくそで自分で情けなくなってくる。パジャマに痰、零した。(汚い)
酸素マスクも苦しくなりつつ3時間後にはずしてもらい、横向きになる。
(17時45~18時くらい)ひたすら痰を吐き続けていた。このタイミングで水OKが出たが、全然飲めなかった。ストローは無理だった。
このタイミングでお散歩の練習をする、ガラガラ点滴繋いで歩くが心が折れそうになる。
時折痰を吸引機で吸ってもらって人権を得る。

痛みに関しては痛いんだけど扁桃腺痛めたときも痛いからもうどうでもいいって感じだった。痰が詰まるほうがきつい。痛み止めの点滴を打ってもらって無事就寝。私は睡眠薬をのまずに寝ると強い意志で寝る。
夜中何度が痰絡んで起きてしまう。
とはいえ、ネットでみた血の吐き出し量より全然少なくて、???となってる。(じんわりは出ている)

■術後1日目

朝ごはんは液体。お腹がすいているし全部食べないと早期退院ができない(ネット上の噂でご飯はなるべく食べろ、を信じる)ので必死に食べる。完食。
たまに痰を吸ってもらって人権を得る。

暇なので会社の朝礼に出る。30分話を聞いただけでしんどいのでそのまま身体を休めた。
相変わらず痰を吐き続ける。ゲームする気力もなくずっとスマホを操作する。
スマホのくだらないゲームに心を救われる。
スプラトゥーンをやる元気はなかったのでひたすら心を虚無にして過ごす。
水飲むのがつらいので予めインスタグラムで同じ病院で同じ手術を受けた人のアドバイスを元にOS-1ゼリーを食べる。
うまい、あまい、うまい、水分…!
吸えないのでマグカップに出してスプーンでいただく。
昼くらいに点滴は全部抜かれるが、万が一のためルートは確保してもらう。
痛いけど点滴は嫌なので我慢して寝る。
上手く呑み込めないのは舌が腫れているからということにも気付く。もちろん喋れない。
咳すると血が出そうで我慢をする。(すごい苦しい)
熱は37.半ばって感じ。

■術後2日目

血の吐き出しもほぼなく元気にご飯完食。
ご飯が足りなくてプリンとアイスを買う。ハーゲンダッツに心から感謝してもぐもぐ食べる。
水飲むのがまだ苦手なのでOS1ゼリーに全てを託す。うまい、うまい、うまい…。
スプラトゥーンをしたり、スマホのくだらないゲームをしたり。
この日は動けるうちに洗濯に行った。ランドリーは最上階にあるから夕日見ながらお洗濯。
点滴を抜いてもらい、シャワーOKが出たので心置きなく浴びる。
痛み止めのロキソニンを飲み始めるものの、声は何も出ない。
恐らく挿管と舌のはれで出なさそうなので、あきらめる。
咳していいか聞いてOKもらったので心置きなく咳をする。
熱は37.前半って感じ。

■術後3日目

暇を感じ始める。やることもなく、退院したい気持ちでいっぱいになる。
痛い元気が出てきたので会社のちょっとした仕事をリハビリかけて取り組む。スプラトゥーンは2時間くらいでつらくなるのでプレイして休むを繰り返す。
相変わらず舌が大きくなって喋れない。
熱は37.0と1を行ったり来たり。そりゃ身体炎症起きてるようなもんだししょうがない。
ご飯はもちろん完食、やることがなさすぎるもあんまり動いてはいけない中、元気は溢れているので退院決定し、喜ぶ。

■術後4日目

退院。朝一で診断RTA決済RTAをこなし、タクシーで帰宅。
そのまま在宅勤務で出社をする。
喋れないし、食べ物もカロナールシロップ+ロキソニンを飲まないと摂取が難しい。
おうちに帰ってほっとした。それはそう。

■術後5日目

自宅2日目。耳が痛い。
カロナールシロップがないとご飯はたべれない。
常食を病院食のように作るのは非常に難しいのでパウチの介護食生活が始まる。
まだロキソニンと友達。

■術後6日目

自宅3日目。ロキソニンなしで生きれるけどカロナールシロップがないとつらい。
ここらへんでちょっとずつ声を取り戻す。
痰も寝起き、食前食後のみで吐き出しも減ってきた。

■術後7日目

自宅4日目。カロナールシロップ飲みながらご飯を食べる。
時折耳が痛くなることもあるが耐え。
咳してもいたくなくなってきたのはこの頃。

■術後8日目

だいぶ喋れるように回復はするものの、さ行ら行が壊滅的な喋れなさで爆笑
介護食を食べる生活。だいぶ飽きてきた。
あくびするとやや、痛い。

■術後9日目

カロナールシロップ卒業。
ややペースト気味の常食を食べる。薬なしで生きる。

■術後14日目

出社に切り替えて勤務。若干喋りにくい時もあるけど、耐え。
たまに耳が痛くなる。
普通のご飯に戻し始める。
病院で履いた靴はあんまりよくないという言い伝えがあるらしく、980円で買った靴を再入院フラグ無くなったので捨てる。

■術後16日目

元気いっぱいになってくる。
運動できないことと湯舟に疲れないことにストレスを感じる。

■術後18日目

診察日。元気いっぱいで卒業。
先生のおかげてきれいな傷口だったり、うまくいった。
こんなに早く良くなるとは思わなく小躍りする。
病理も問題なかった。
あくびはまだつっぱるが痛くはない。
巻き舌とか強く力入れるのは怖い。
柑橘はまだ駄目そうな喉をしてる。
まだ歌は歌ってないけど難しそう。

■手術してよかったこと

・手術後からつばがよくでるようになって口の乾燥が減ったりした。
・喉いびきがほぼなくなった。
・声が2/3くらい戻った。(ドゥフとかオタク声が出せなくなった)
・鼻が鳴ることがなくなった。
・結石ができることがなくなった。それに伴う痛みもなくなった。
・鼻の通りがよくなった。

デメリットは私においてなかった。ただ予め仕事を調整したり、実家の諸々調整したりは必要だったから、まとまった時間が必要なことくらい。
※葬が続いて入院しないでくれって頼まれて、急ぎの手術ではないから1年半くらい手術遅らせた経緯もある。

■医者と病院について

お医者さんガチャに優勝した。
同じ手術した人のブログを大量に読んだけどドクターガチャ大成功したとしか言えない。先生本当にありがとう。
術法とか全然わかんないけど、多分新しい機械でやってる上に先生の腕がいいから傷口きれいなんだろうなと思った。古臭い病院だったら多分、こうはならなかったと思う。大病院ならでは、かもしれない。
インスピレーションで「この人圧倒的に私より数学出来そうだし多分めちゃくちゃ頭いい」と思った人は大体いい医者説がある。
それが今回も当たった感じはする。
改めてお医者さんとの出会い(特に大病院)は運。地元だったら外れているかもしれないと思うと、東京の医療レベルの高さに圧倒的感謝。
その中でレジデントの当たりを引くの、多分すごい確率だと思うけどそもそも入院した病院レベル高いからそこに入れる時点で超絶優秀なんだろうな…。
執刀してくれた担当医はまだ研究してそうだったし、ますますのご活躍をお祈り申し上げます…。いっぱい論文書いて、いろんな人救って欲しい…。本当にありがとうございます…。(万が一、この拙い文章見られてたら恥ずかしい)
担当医が非番だった日に見てくれた女医さん(レジデント)がほんわか系で癒された。幸せになってほしい。初診担当してくれた科長さん(かかりつけ医の後輩?すごい優秀だっていってた)はぶっとんで頭いい人なんだろうなって思ったし、色々と研究したことを発信していて、名医ってこういう人なんだろうなって思った。全体的に頭いい人たちだったから大きな病院の悪い話って都市伝説では?って思ってしまうくらいに神対応だった。
大学は理系かじってたから余計、出会う人たち全員が「天才」と思えてしまった。今回関わってくれた人みんな幸せになってほしいと思えるくらい最強だった。

看護師さん。美女・めちゃ性格いいポジティブさんしかいなかった。
正直看護師外れ引く話をよく聞いていたけど、全員当たりで逆に怖かった
ちいかわ持ってきてくれた看護師さん、スプラトゥーンXマッチガチ勢の看護師さんが特に記憶に残ってる。化粧薄いのにあんな素できれいな子いるんだーって思ったり、そんな優しい人たちに介助してもらえて最高の気分でした。夜勤で男性が1回だけ当たったけどあとは全員女性だったよ~。同室のおばちゃんたちは男性よく当たってたけど多分おばばたちは男性のほうが円滑なのかもね。
ほんと、ビジュアルはナースのコンセプトカフェに来たってくらいレベル高かった。看護師さんたち、幸せになってほしい。

そして、看護師さんには敬意を払った方がいいと思った。
文句ばっかり言う爺婆を過去の介護でたくさん見てきたから、きっと看護師さんってストレスたまるんだろうなって思ったから、なるべく仕事を増やさないように、まとめて物事はお願いした。

■医療費について

実はノー保険。というのもライトな保険はかけているんだけど扁桃腺摘出は適応外…。長期入院する予定もなかったから入院保障もつけてないしね。(日当たり3000円とか5000円もらっても月々高くて何年もかけてバック考えると別の治療終わるまでは高い保険かけたくないという)

調べたら診療報酬点数で加算されるタイプの保険なら保険金出たらしい。そんなん相当調べないとわかんないしどのみち保険料高いし、ってことで限度額適用認定証使って8万6千円くらいが入院費でした。
かかりつけ医とか今までの諸々合わせたら合計多分12-13万くらいだとは思う。そこに諸々入院の物買ったりして合計16万くらいかな。
(switchのプロコン調子悪かったから買い直したとか、手術に不要なものも買ってる)
早期退院と大部屋希望とあらゆるものを大体持ち込んだのでお金かからなかった。
10万切るくらいの入院で予め保険かけておくことのコスパを考えると今回に関してはかけなくてよかった。今後は何等かかけようと思ってます。
※正直年間3万6千円くらいかけて8万ちょいの入院するのはマイナスになる

あとは限度額適用認定証はなる早準備しようということ。すっかり書いたのに出すの忘れてて、2月末に出したけど1週間くらいで戻ってきた。協会けんぽがはやかったおかげで命拾い。

■やってよかった入院前の行動

①Instagramの位置情報で病院を選択して、そこから同じ手術をうけている人を血眼になって探し、状況を観察する。
 非常に有意義だった。病室の様子や食事などいきなり出てきて戸惑うということが防げた。これで生き返る~あってよかった~を自分の病状に照らし合わせてわかるので、今後入院することがあったら同じことをすると思う。この話看護師にしたら「そもそもそういうレポ上げている人がインスタにいるんですね…」ってびっくりしてた。特に中高年が上げてくれるので助かってる。(ネットリテラシーがない人ほど詳しく書いてくれるのでありがたかった)

②同じ手術受ける人の入院レポブログ・Youtubeを確認する。
 特に失敗したり、再出血再手術など悲惨な目にあった人のレポを読むことで「万が一自分がこうなったときに慌てずにどう行動すればいいのか。」を叩きこんだ。退院しても再入院といわれたときにサッと荷物持って行けるようにしていたのは大きかった。これは性格上の問題だけど、常に「リスク」とは何かを実例を見て学ぶという防衛本能の一部だと思っている。

③手術の様子の動画や手術で用いられる器具機器のカタログを見る。
 
これも心の問題。どういうもので自分の体を改造されるのか、ということを理解し納得させるために事前に確認した。これはやらなくてもいいと思うけど、自分のお金で入院して全部払って、なにもかも自分で決めるって場合はやっておいたほうがよさそう。儀式みたいなもの。

④下着セットを日ごとにセットする。
 単身入院するならこれ絶対しとかないとめんどくさいと思う。ジップロックでパッキングしておいて本当に楽だった。大体5日分持って行った。

■あってよかった入院アイテム

①ちいかわとハチワレのぬいぐるみ。
君たちは癒しだった。病院食完食のためにちいかわレストランのマスコットもってったけど気持ちコラボcafeだと思い込んで食べれたのであってよかった。パジャマもちいかわにした。かわいーでしょ。

②S字フック。
数々の入院戦士の皆様が絶対に持っていけ!といっていたS字フック、大活躍。大きめと小さめどちらも持って行ったらフル活用できた。

③ホットアイマスク。
寝れない時、朝目がむくんでいるときの救世主ー…
教えてくれた数々の入院戦士の皆様に言われなければ持って行かなかった。眠れない時にも入眠効果があって、よかった。

④アロマ。
ロールオンタイプのほのかしか香らないタイプのラベンダーを持って行った。寝れない時に腕と耳裏にコロコロして心落ち着かせて寝れた。

⑤おなまえシール。
新入学のノリでお名前シールを作った。布に油性ペンで書くと普段使いに困るので布に貼れるタイプのシールをタグ裏に貼った。これがとても便利で、今後入院するならまた作りたい1品になった。

⑥電動歯ブラシと舌みがきとお口うるおいジェルと歯磨きシート。
全身麻酔で気管に管を入れたり、長時間、開口器で開けられること舌が汚れるため、舌磨きと舌磨きジェルもっていった。これでかなり口臭が防げた。
また、手術後口うまく開けられなくて歯磨きしにくいことを予想し、ライトな電動歯ブラシを買って持っていった。これも正解。歯磨きはミントみが少ない低刺激だけど高そうなやつのミニサイズで持って行った。染みなくてよかった。
水飲むのが下手なのでお口うるおいジェル(介護用品)があってよかったし、だるいとき用の歯磨きシートも役に立った。

⑦コップ。
3つ持って行ったけど水・OS1ゼリー・歯磨き用と役に立った。

⑧高いドライヤー。
入院を期に高いドライヤー買ったんだけど、乾くの早くてよかった。

⑨いいヘアブラシ。
Refaのハートブラシのおかげで髪の毛の絡まりをほぐせた。かわいいし見た目も◎。

⑩OS-1ゼリー。
これで生きた。開発した人天才、同じ病状で持ち込んだ話を書いてくれた人も天才。これで3日くらい生き延びたので、喉の手術する人は買っておいた方がいい。

⑪ジェラートピケ。
カーディガンとボトムスの組み合わせにしたんだけど本当に便利だった。
ささっとカーディガン羽織って院内徘徊できるしよかった。

⑫シートマスク。
風呂上りに一息つくときによかった。気分もリフレッシュするし。
丁寧にスキンケアすることで入院とは思えないお顔ピカピカだった。

⑬使い捨ての物。
使い捨てバスタオルとフェイスタオルとスキンケア類がとっても便利だった。全部使い捨てで行ったほうがいい。邪魔にならない。
洗顔シートは2パック持って行ったけどちょうどよかった。

⑭泡で出てくるシャンプー/ドライシャンプー/サラサラタイプのトリートメント。
シャワー時間をなるべく減らして出血リスクを下げるために泡タイプにしたが正解。これでかなり時短になった。ドライシャンプーはないと術後ほんとにつらい。(汗もかいて気持ち悪くなる)
そして院内はあったかいからしっとりよりサラサラタイプのトリートメントで仕上げて、潤い足りなかったらオイルかエッセンスで保湿するのがよかった。
退院後、美容師に「ヘアケアきちっとやったね」って言われたけど、本当徹底してた。

⑮延長コード。
絶対にいる。ないと困る。

⑯ティッシュボックスカバー。
S字フックに引っ掛けるためにカバーは必須。

⑰吸水ヘアキャップ(マイクロファイバーのやつ)。
シャワー浴びた後ドライヤーの場所まで距離があった。(これは入院して初めて知った)ハットあると寒くならないし水も滴らないからロングヘアには必須だった。便利。ちなみにマイメロ。

⑱デリケートゾーンふき取りシート。
2日お風呂に入れないの無理だなって思ってデリケートゾーンもふき取りシートもってった。快適。乾くのがいやだから1枚ずつ個包装のタイプがおすすめ。どうでもいいけど下着は綿がいいよ。病院のベットってシーツの下のマットレス、熱こもりやすいタイプだから。パラマウントベッド。

⑲かかとが踏める靴(非推奨)。
転倒しない人限定だけど、かかとが踏める靴だったからちょっとだけ立ち上がりたいときとか便利だった。かかとない靴NGの病院多いけど、両用できるタイプで荷物整理とかさっとやりたいときに履けてよかった。
近所のスーパーのセールで980円という破格で買った(靴のサイズが小さいから売れ残り)けど、本当に便利だった。衛生的に捨てたけどまた入院するときはこのタイプ買いたい。

⑳ゲーム。
Switchというものを発明してくれた任天堂ありがとう。
入院のときの気の滅入りがだいぶ減った。

■いらなかった入院アイテム

①ひざ掛け。
ベッドから出て机に向かってPCやゲームするときに寒かったら嫌だなっておもってもっていったけどカーディガンあれば要らなかった。寒かったらベッドに入ればいい話だし、これは不要。

②普通のタオル類・ハンカチ。
使い捨てのバスタオルとフェイスタオルとキッチンペーパーだけでいいと思った、普通に邪魔になった。乾かすのも大変だし、次回入院時は使い捨てに統一しようと思った。

③ペットボトルにセットするストロー。
喉の手術後、水吸えないのであまり使用せず。まあ100均なので…。

④スマホクランプ。
使わなくて邪魔だった。

⑤靴下。
案外はかないので2セットあれば十分。

⑥iPad。
そこまで入院期間長くなければPCとスマホで十分。要らなかった。
1週間だと使わないで終わる。ただの板。

■雑多な感想

麻酔について。
若いうちに全身麻酔はやっておいた方が、50とかになって突然入院したときにパニック起こすみたいなことがなくなるだろうし、性格的に受け入れが早くなると思った。
一方で70過ぎると全身麻酔下における手術は体力がかなり厳しくなる、回復にも時間がかかるという意味が分かった。健康は買えないものだからこれからは健康に気を付けて生きていこうと思う。
そして、口からする手術は最初は地獄だけど後から楽っていうこと。
開腹手術は口周り快適かもしれないけれども、リハビリが大変そうだなと思った。
その上で感じたことは美容医療の全身麻酔はここまで丁寧じゃないだろうな、ということ。最上級の全身麻酔を受けてしまった以上、全身麻酔を使うような美容整形は縁がなくなったと思う。逆に怖くて受けられないと思った。

入院手続き。
家族みんな忙しいだったため、単身入院しましたが、『強くお勧めしない』です。荷物も多いし、厳しいことが多いので、なるべくなら入院退院は付き添いがいたほうが絶対にいい。
(実は早期退院でなければお迎えに来てもらう予定だった)

私は自力で頑張りましたが、数々のブログ・レポートを読み、自分ひとりでどこまでできるかということと介護経験を生かしたためうまくやり切れましたが、普通だと厳しい。一人でやり切るためには着替え類は多めに持って行かないと詰むとか、予測が得意じゃない人は絶対に家族を頼ってください。病院慣れてない人は一人辞めたほうが絶対いい。

ティッシュ。
ティッシュは大量にいる。1箱じゃ全然足りない。2箱持って行ったけど結局4箱枯らした。ここはだいぶ想定外だった。

術後の口の匂いについて。
これネットで臭いとか色々あったけど私は血が出る量がめちゃくちゃ少なかったので、痰と焼けた粘膜の香りが1週間くらいあって、ご飯もかなり気を付けたおかげで噂の様な悪臭にならなかった。つばの香りがつらかったくらい。
2週間で軽減したので、思ったよりダメージなかったなって感じ。シロップ飲まなくなってからコンクール使用再開した。

うがい。
ガラガラうがいは一切しませんでした!ぜんぶぶくぶくうがい。
術後~18日目まで、3回くらいしかしてない。ぶくぶくうがいでよく汚れは取れる。たっぷりの水と優しい力で汚れは取れる。

舌。
舌の位置がちょっと下がった感じがして、楽になってる。
邪魔なものがなくなったからかな。
タンギングに期待。

刺激物飲食について。
コーヒーと紅茶が20日も飲めなかったのがつらかったけど、案外時間はさっさと過ぎていくし久しぶりにコーヒーのんだら喉にあんまりよくないのかなと思った。喉にやさしくありたいと強く思った。
意外と塩も染みた。胡椒と唐辛子が一番きつかった。

楽器。
楽器についてはこれから吹くからどうなるかわかんないけど、いずれレポしようと思う。多分うまくなってると思う。喉空いてる感じして吹きやすそうな感じがしている。

有料部分で、どこの病院だったのか詳しく書いております。
(病院名とその病院環境についてのみ書いているので、都内で手術受ける予定がないひとは情報の価値はないと思います!)

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