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西野亮廣「本当は一番必要なのに、日本の学校がまったく教えないこと」 だからどんどん貧しくなっている

夢を諦めないといけない確率が上がっちゃっているっていうのがあると思います。理由はいくつかあると思うんですけど、日本の場合だと、どんどん人口が減って(市場が小さくなって)いる。そういうところで、ちょっと夢を見にくくなっていると思います。だけど、それは言ってもしょうがないことなので、今から頑張れる部分でいうと、やっぱりお金の教育を徹底的にしなかったっていうところ。
日本人って幼稚園から始まって、高校でも、大学でも、お金の勉強をしないじゃないですか。それで、社会に出てようやく、「あれ、お金ないな」とか、「ちょっと待って、お金増やすってどうするんだっけ」みたいなことになっている。挑戦しようと思ったら、お金は絶対に必要です。生活費や何かしようと思ったら予算が必要になってくるし、そういったものを集めるノウハウの勉強を一切してないと、当然夢を諦めないといけない確率が上がってしまう。――夢を持っても、お金がないから無理だなって思ってしまう。
どうして学校教育でお金のことを教えていないのでしょう。
踏み込んだ話をすると、そっちの方が支配しやすいからだと思います。国民全員がうっすら貧乏になった方が支配しやすいので。
お金を持っちゃうと、例えば、GAFAみたいなのが出てくると国でもコントロールできなくなってしまうので。基本的には全員をうっすら貧乏にする教育にはなっている。そして、これに親が気付いてないっていう問題があります。
僕は結構、貧困国に行くんですけど、スラム街で起こっていることと日本で起こっていることって本質は似ているなって。つまり、親が働き方を知らないから、子供に「こうやったら働けるよ」って教えてあげられない。貧困の連鎖から抜けられないんです。



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