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株式会社キーエンス創業者の滝崎武光について

こんにちは。STANDの宮原です。

独立してからおかげさまで4年経ちましたが、結果成果になったのも、継続してこれたのも、偉大な経営者の方々から沢山のことを学んできたからに他ありません。

このnoteでもこれから色んな経営者や会社についても記載していこうと思います。

今回は、2020年、アメリカの経済誌「フォーブス(Forbes)」が発表した日本の大富豪ランキングで2位にランクインした株式会社キーエンス創業者の滝崎武光について書いてみます。

キーエンスとは?

キーエンスは検出制御機器・計測制御機器のメーカーです。1972年に滝崎武光氏によって立ち上げられたリード電機が、1974年に改組され、設立されました。現社名に変更されたのは1986年のことです。主な事業には、レーザーセンサ、光電センサといった検出制御機器、超音波センサなどの計測制御機器、さらにレーザー変位計などの自動化用測定機器などがあります。いわゆる機械部品メーカー、産業機械メーカーですね。

キーエンスの歴史
https://the-shashi.com/tse/6861/

 キーエンスの平均年収はなんと2088万円(平均年齢35.9歳、Yahoo!ファイナンスによる)。一方で国税庁が発表している平成29年度版の民間給与実態統計調査によると、サラリーマンの平均年収は約432万円。キーエンスの給与は一般的な平均年収を圧倒的に上回っていることが明らかです。

 三菱商事(1540万円、平均年齢42.7歳)や伊藤忠商事(1460万円、平均年齢41.6歳)といった名だたる大企業を抑えていることからも、キーエンスのモンスター企業ぶりは伝わるのはないでしょうか?

滝崎さんが理事を務める「キーエンス財団」

現在、滝崎さんはキーエンス財団の理事を務めていらっしゃいます。この取組みが非常に素晴らしく、尊敬できるものだったので、ご紹介させていただきます。

キーエンス財団とは、学業優秀かつ品行方正な学生に対し奨学金給付による経済的な支援を行い、もって社会に貢献する人材の育成に寄与することを目的とする法人です。給付型奨学金の形をとっており、返済不要となっています。
2020年の新大学1年生への給付は、期間4年、月額8万円で500名の奨学生を募集しています。

1年間で一人当たり96万円、それが500名ですから、4億8000万円、4年間にして19億2000万円を奨学金として給付することになります。大変素晴らしい取り組みで感銘を受けました。

キーエンス創業者からの学び

そんなキーエンスを創業した滝崎氏が大事にしてきたのが、組織作り、チームビルディングに注力されてきたとのことです。
特に会社の考え方である行動指針に沿った行動を全社員が行っているかという点を株式会社キーエンスでは考え方のバラつきが発生しないように、社員1人ひとりが「いまの自分の考え方が行動指針に沿っているか」という観点で行動することにしている。

組織を作るのは人。
個の能力には差はあるが、行動指針に従うことによりバラつきをなくした組織作り。

元社員の方が語るキーエンスの凄かった点から読み取ると、当たり前のことを徹底する凄さを感じました。

・キーエンスに入って一番良かったのは、営業のロールモデルとなる先輩方に多く出会えたことだと思う。他社であればエース級の人材になれるような人たちが山のようにいる。いまだに自分の脳裏にも当時の先輩、マネージャーの姿が焼き付いており、営業として目指すべき目標になっている。
・資料ダウンロードしたら即電話する。これは当たり前のことですが、当たり前の徹底ができてない会社が多いですよね。大事なことですね。スピード。
・凄いのは個々の社員よりも、マネジメント、管理の徹底さだと思います。 営業でいうと、活動のを分単位でチェックしていること。当たり前の水準を高めていること。

ワクセル主宰の嶋村吉洋さんも、組織やチームの文化を創っていく際にも、基準を創る上で、まず自分が徹底してやって見せていただくことが多く、本当に尊敬している経営者です。


今回はキーエンスについて書きましたが、明日は自分が会社員時代に勤めていて大変お世話になった会社でキーエンスと同じように組織、チームビルディングに長けている企業であるリクルートについて書きたいと思います。


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