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焼酎の初垂れ(ハナタレ)について

みなさまこんばんは。本当にお久しぶりです。
諸事情により一次お仕事お休みさせて頂いておりました。しかし本日より再開させていただきます!!

ワタシは最近もっぱら日本のお酒にはまっておりまして。

といいますのも
5月20日に弊社の新しい店舗、『Folklore』がオープンしたのが大きいです。
フォークロアとは日本語で民間伝承という意味です。民間伝承とは、その地域で長く愛され伝わってきた習慣や技術などの文化的遺産という意味合いがございます。

日本の酒文化もまさに民間伝承されてきているもの。私たちは國酒(焼酎や日本酒)をカクテルへ昇華させ、新たな文化を紡いでいこうという所存。

焼酎を勉強するなかで2度聞きしたワード。それは『ハナタレ』。

( ^ω^)・・・ハナタレ?ナニソレ?

ご説明しましょう。
ハナタレとは、『初垂れ』と書き、

初垂れとは焼酎の蒸留過程において一番初めに蒸留される、ごく一部の焼酎のこと なのです!
更にその初垂れと名乗れるお酒の量は、1回の蒸留で取れるお酒の1~3%のみという大変貴重なお酒です。

※我々が普段飲む焼酎は本垂れ(ホンダレ)と言って初垂れの次に蒸留される焼酎。ちなみに最後の方に蒸留される焼酎を末垂れ(スエダレ)と言います。

初垂れは、 全体の数量の1~3%程度しか取れないため飲みたいと思っても手軽に飲めるものではない焼酎と言われています。

焼酎として蒸留されるアルコール度数は最初が最も高く、後に蒸留されるほどアルコール度数は低くなります。ちなみに初垂れとして最初に蒸留されるのはアルコール度数が60度以上の液体です。

※販売する場合は、酒税法上そのままのアルコール度数での発売はできないため、加水してアルコール度数を45度以下に調整し販売する必要があります。 アルコール度数が45度を超える場合、「スピリッツ」に該当してしまうため焼酎として販売することはできないのですよ。

焼酎は発酵させたもろみから蒸留させるものですが、 沸点の低い成分から順に蒸留されていく性質があります
一番初めに蒸留される初垂れはその成分の影響を大きく受けます。

蒸留される成分には香りが強い香気成分というものが含まれており、比較的沸点の低い香気成分である酢酸エチル(77度)は、パイナップルやバナナのような華やかな香りを持っており、それが初垂れが華やかな香りを持つ理由でもあります。

オンラインストアでお買い求め頂けるハナタレ、ございます。


赤江初垂

赤江初垂

緑肥栽培で育てられた宮崎県産の「紫優」を使い、国内産米による白麹で仕込み、蒸留初期の初留部分だけを使用した、薫り高く華やかな紫芋焼酎。

契約農家が緑肥栽培で育てた「紫芋」を使用しており、ベリー風味のフルーティで甘酸っぱい香りが華やかに立ち上がります。とろけるような舌触りの甘さを持ち、余分な雑味のない、クリアな味わいです。
44%と高いアルコールですが、アルコールの刺激を感じない丸い感触の飲み心地なのです。

ハナタレの特筆すべき特長として、トロっとした舌触りもあげられるかと。ゼリーのような、とろとろな液体。是非召し上がっていただきたいです。

<紫優って・・・・?>


『紫優』はアントシアニン、ポリフェノールを多く含む紫芋です。
外側も中身も濃い紫色で、比較的でんぷん価が高いので酒造用に向いた芋です。
発酵中のもろみはベリー系の独特の甘い香りがします。
この芋を原料にした芋焼酎は独特の艶と色気を持つ風味に仕上がります。

ソーダで割るもよし!ストレートでとろとろな舌触りを楽しむもよし!
美しい焼酎の香りを是非お楽しみください^^


赤江初垂 – Mixology Online Store (mixology-online-store.myshopify.com)

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