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【ミクソロジーカクテル、本当の意味】

今日もやってまいりました、特集のお時間。読む前よりも少しだけお酒やカクテルを楽しめるようになる。そんな情報をお届け致します。


Q.ミクソロジーカクテルって実際なに?

一昔前は、ミクソロジーカクテル=リキュールを使わずに作るフルーツカクテルのこと。と、思っていらっしゃる方もおられたのではないでしょうか。最近はさすがに聞かなくなってきましたね。

ミクソロジーを冠する店舗を展開している私たちは、自由な発想で、既成概念を飛び越えて想像するカクテルの総称を指します。とご説明します。そうなんです。自家製の何かを入れないといけないの?とお客様から質問を頂いたこともありました。そんな事はないのですよ。素材に定義はございません。新しい技術や素材を探求し、時には古の文化をも取り入れ混ぜ合わせる。そして今まで飲んだことのないカクテルへと昇華させる技術者をミクソロジストと呼びます。


下の写真は、升で飲むカクテル。中身は玄米茶のフレーバーウォッカ、パイナップル、黒蜜ときな粉。黒豆と一緒に召し上がってください。飲む場所によって味わいが変わるのです。1杯で2度楽しいカクテル。想像しただけでわくわくしますね。

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Q.バーテンダーとミクソロジストの違い

こちらもかなりの頻度で聞かれる質問です。さてどのように表しましょう。私のアンサーとして【The MIXOLOGY】という本からこの言葉を抜粋いたします。

バーテンダーは時に調合師であり、専門家でありバー全体を管理し、守っている。そして客にとって良きカウンセラーであり、最良の友である。職業的な調合にとどまらず、顧客の心を癒し活力を取り戻す町医者のような役割も担っていた。

素敵ですよね。私はこの言葉たちにぐっときます。心のお医者さんですよ素敵すぎるだろ……。でも大袈裟な表現ではないのです。私は何度もバーテンダーに励まされ、明日への活力を頂きました。そして、カウンターの内側に立っている日は、お客様へはご来店時よりもお帰りになる時の方が明るい表情になっていただければといつも思っております。

さてミクソロジストはどうでしょう。ミクソロジスト調合師であり、科学者であり、常に新しい調合技術を求め、作り、カクテルの文化を開拓していく存在である。革新と驚きという意が込められていて、常に新しい技術の発見、プレゼンテーション方法の開発、素材の探求を惜しまず続ける、一種の科学者的な姿勢と探求心をもつもの。

カウンター内での仕事も一見同じように見えますが、このように少し違うのです。人間の内側から起こる心意気や信念、ポリシーのようなものでしょうか。ただ、ミクソロジストもお客様の心を癒そうと日々努力しているし、バーテンダーも新しい技術を開発しようと研究しています。ほかのお仕事と同じように、色々な側面があるものです。厳密な枠に当てはめられるほど簡単ではないですね。

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【10年の歴史が詰まっています】

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素材と素材を独創的に混ぜ、新しい味わいを作る――70作品を詳細に紹介するとともに、個々のテクニック、発想法や各種最新器具の使い方などを網羅した本があります。

更に、先ほどの定義や歴史なども詳細に書かれています。

この本は弊社が10周年の年に出版されたもので、尊敬する社長が考えた素晴らしいカクテルが沢山載っています。身内を褒めるのもおかしな話ですが、読み応えのある素晴らしい本です。


最後にあとがきを抜粋…

カクテルは文化である。文化は人とのつながりであり、バトンのように引き継がれていく。カクテルを通して文化を作ることを目的として店舗を開業し10年間やってきた。…ミクソロジーというカクテルの考え方がより一般的になり、より自由になり、限りない創造性がさらに多くのカクテルを生み出し、そして人々に愛される、そんな未来を願っている。

本書が、一人でも多くのバーテンダーやカクテルを考える人の悩みを解くきっかけとなり、カクテルの可能性は無限なのだと、バーテンダー道を進む一助になれば、望外の喜びである。



当社では様々なアンティークグッズやバーツール、お酒も扱っているオンラインショップもありますので是非ご覧になってみてください!
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次回もお楽しみに♬


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