謹賀新年!!
あけましておめでとうございます!
2022年スタート致しました!今年は寅年!何卒宜しくお願い致します!!
今年の抱負はもうお決まりですか?私佐藤の抱負は、仕事面ですと春に新店舗を出店する予定がございますので新店舗をしっかりと築き上げることです。
各店舗明日から営業開始になりますので、抱負を聞かせていただくこともこの時期の楽しみだったりします。刺激を頂けるうれしいひと時です。
さて年末年始、皆様はどんなお酒を召し上がりましたか?いろいろなおもてなし酒が日本の文化にはありますが、今回は焼酎の前割について。
焼酎の前割り
前割り焼酎とは、簡単に言ってしまうと、「前もって焼酎を水で割っておき、それを寝かせておく焼酎」。
問題は、なぜこのような作り方が存在するのかということです。水割りでいいじゃないか…と思いませんか?
実はお酒と水はしっかりと混ざり合うまでに時間がかかります。分子レベルで見ると、焼酎の分子と水の分子が結合するまでに時間を要するのです。
焼酎蔵では、蒸留した焼酎を25度or20度に設定するため、加水します。すぐに出荷されるわけではなく、時間をかけしっかりと焼酎と水を馴染ませてから出荷されるのです。
当然、皆様の手元に届けられた焼酎もそれを水で割るとなると同じことが言えます。即席で作る水割りは、実は真に混ざり合ってるとは言えないのですね。
前割の作り方についてはあまり難しく考えなくていいと思います!
大好きな焼酎6に対し水4を加え、3日~4日寝かせた後、飲んでみてください。お水は軟水が良いです。基本的にはそのままで。お好きな方はロックでも。個人的には少し温めて召し上がるのもおすすめです♪
期間については様々ですが、これくらい寝かさないと即席で水割りを作った状態との違いが分かりにくいと思うので、上記の期間以上をお勧めします。ですが、割合に関しては、お好みにより変えて頂くのがよろしいかと。
※半々より薄い割合はお勧めしません。味わいがかなりライト感じられ、何よりアルコール度数が10度を下回ると保存上よろしくないので、半々で割ったときの12.5度くらいに留めておいてくださいね。
イメージとしては1升瓶、4合瓶の焼酎が6割くらいになったらお水を注ぎ足して頂く感じ。瓶に入れたくなくてしっかり計量したい方はお手元にあるジャー?かなんかに入れておくと保存もしやすいですよ。味わいとしては非常に円やかに感じられるはずです。分子の結合を是非体感してください。笑
前割り焼酎には、即席の水割りでは得られなかった、まるで熟成酒のような円やかさがあるのです。
しかしですね、このような理屈ではない鹿児島の方にとってこの前割り焼酎は「おもてなしの心」だと言われています。
鹿児島の方の「おもてなし酒」。
古くから自宅にお客様が来られる際、何日か前に焼酎を飲みやすい状態に仕込んでおき、それを当日お客様にお出しする。つまり、お越し頂く前からその方のことを想い、準備をし、そして出迎える。これこそが鹿児島人にとっての「おもてなしの心」ということです。人が本来持っておくべき〝 人を想う心 〟が前割り焼酎の本当の意味だと言うのです。
先人の知恵を越えた、人としての在り方を考えさせられますね。前割り焼酎は、鹿児島に古くから伝わる素晴らしき文化のひとつだと私は思っております。
前割にお勧めの1本はこちら。
黒麹旭萬年
うまみ甘味たっぷりで最高な夜になること間違いなしです!!
このほかにもオンラインストアではおいしい焼酎が沢山取り揃えてありますので是非ご覧くださいね!!!