C-004_『アナと雪の女王』

昨日、子ども達が寝付く時間までですが、テレビにて『アナと雪の女王』を鑑賞。(具体的に言うと、雪の巨人に城から追い出されたところまで)

つくづく思いますが、吹き替え版になると途端に現れる作品内の日本語表記。アレ、やめてほしいです。
タイトルやお店の看板、別の映画では新聞の見出し文字など、そんなのは元々字幕スーパーで補える話ですし、出来うる事なら僕は『スター・ウォーズ』冒頭のあの文章などは英語のままでいいと思うのです。ああいった『日本語化サービス』をホントいらないと思うのは僕だけでしょうか? 
雪の結晶がズームアウトすると見えてくる『アナと雪の女王』のタイトル。あれだけで十分興ざめです。『FROZEN』でええやんか…。

で、映画本編の内容について。
前回の鑑賞もテレビでしたが、それなりに楽しんで見ました。
(当時、「どうせエンドロールはカットか早送りだろうな…」と思い、本編鑑賞後にすぐテレビのスイッチを切ったので、そのあとタレントやニュースキャスターさん達によるテーマ曲大合唱を聞くことは出来ませんでしたが…。)

ところが、今回の『金曜ロードショー』での放送を見てると、何だか前とは印象が違って見えました…。
鑑賞済みの人(とりわけ『アナ雪』超面白い! …とは思ってない人)は分かると思うのですけど、アナが何かと鬱陶しい。何かとやることなすこと鼻につくのです…。
非常に、度を過ぎるほどにアナを『今ドキの中高生の女の子』のように描いている。とても事細かに彼女の動きは、アタマの先から指の先まで『今ドキの女の子』だ。その思い入れの強さからか、アナがピン(一人)で動いているときの動きなどは舞台が中世とおぼしき時代にもかかわらず、タイムスリップしてき現代人の女の子のように、浮いて見える。

(前回はそんなこと思いもしなかったのだけれど)対して、エルザがとてもぞんざいに扱われてるように見えてきました。
キャラやCGとしてのエルザはきれいに整っており、お姫様然としているのは違和感なかったのですが…。
いざアナとの掛け合いが始まると、とても姉妹のように見えない。顔が似てるので、ご先祖様と子孫のやりとりを見てるよう…。
魔法を持っていることを知られ、「れりごー♪」と歌った後など、『自分は解き放たれたの!』という開放感というより、『お水の世界の頂点に上り詰めるの!』とでも言いそうなやけに刺々しい表情(眼差し)に見える…。

かつて『パイレーツ・オブ・カリビアン(2003年 米)』での主人公は海賊を父に持つ青年(オーランド・ブルーム)が主人公だったはずなのに、現役の海賊(ジョニー・デップ)に見せ場を奪われ、主役交代になった……と聞いたことがあります。
見せ場を多く持つエルザよりも、普通の女の子なアナにスポットライトを当てすぎてしまい、何やら妙なバランスのお話になった。そんな印象を感じました。

……斜に構えて見てしまったのかな?

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