夜の街の妖しい魅力 3/2

突然ですが、夜の街は好きですか?僕は好きです。特に、”普段は人が行き交い繁盛しているのに、夜になると廃墟のように静まり返った場所”という概念が好きです。

そもそも僕は廃墟という概念が好きで、例えば日本における軍艦島だったり、摩耶観光ホテルとかは好きだし、可能ならいつか、チェルノブイリまで足を運んで、30年前に放棄されてから手つかずのゴーストタウンの今を視たい。クレイジージャーニーという番組に稀に出る佐藤さんという方が廃墟について取り上げてから、その妖しい魅力の虜になってしまっている。手始めに深夜徘徊から始めるのも良いかもしれない。もう18だし、夜の街を自転車で駆け抜けて、気になった場所で写真を撮ったり...そうだ、都会がいい。強大な光がある都心なら、きっとそれに比礼する膨大な闇、静寂さがあるはずだ。

今気になっているのは、ツイッターのLiminal Spaceというアカウントで、なんと静まった不気味な場所の写真だけを上げるだけのもの。薄汚れたトンネル、無人の交差点、真赤のライトに照らされた廊下...特に、子供が遊ぶような公園は素晴らしい。海外のどこともわからない場所なのに、烈しく脳裏に焼き付いているその光景。陽でありながら、時に陰の側面を見せるその2面性に惹かれるのかもしれない。思えばFnafだって、昼間は健全なピザ屋としての一面があり、夜はあんなにも不気味になるのだから、根本にはLiminal space味がある。まあ、Fnafの場合、ただの不気味なだけじゃなく、常に隣に死がつきまとっている碌でもない環境なわけだけど。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?