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人生、ドラマみたいすぎる。

お休み33日目。

私は連続ドラマが好き。
画面いっぱいに泣きたくなるほどの多幸感が溢れているシーンやお話の、次のシーンや次の回に「どうしろっていうのよ……」ってくらいの絶望感がやってくるようなドラマが好き。
これでもかってほど生きづらい人間や、面倒くさい人間、人間らしい人間が描かれているドラマが好き。

作品を味わいながら、いつも心の何処かで、あぁ私みたいだと思っている。人生ってこんなもんだよねって言い聞かせている。この世界の中だったら、もう少し上手く生きれそうなのにね、と、皮肉めいたことを考えている。

あんなに楽しいと感じられた時間を過ごしたあとに、まさか、こんなにも落ちてしまうとは思わなくて、久しぶりに取り乱した。

ここ最近は、落ちてしまう時「あ、これは罪悪感だ……」とか「今度は不安感ね」とか、何となく得体の知れない抑うつ気分の正体が分かるようになってきていた気がしたの。なのに、昨夜ベッドに入った時にやって来た感情は、よく分からなかった。悲しくて寂しくて堪らなくて、不安にも似ていた気もするけれどちょっと違った気もする。なんだろう、ここにあるのは絶望?喪失感?それとも「無」?

なんだったのだろう。感情が止まらなくなって、勝手に溢れてくる涙も止められなくて、走馬灯のように子どもの頃母にしてもらった好きだったこと、嬉しかったこと、父と一緒に出掛けた場所、話したこと、一杯いっぱい駆け巡って、とにかくこの思考と涙を止めなければと布団に潜り続けて、気付けばお昼を過ぎていた。

全部ぜんぶ大丈夫だった頃に戻りたい。