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仲介会社を介したお仕事の問題点とメリット/デメリットについて

弊社(M&I Works)は、インターネットビジネスに関するコンサルティングから、企画・制作・開発・ホスティング・保守サポート・システムエンジニアリングサービスまでのすべてのサービスをご提供することにより、インターネットのすべてを統合したトータルソリューションをワンストップでご提供しております。
今回は、2023年度前期に社員MTGを行い、弊社の営業方針において仲介会社を介してのお仕事の案件獲得についての内容を記事にまとめました。


弊社の結論について

最初に、弊社の結論を記載致します。
弊社としては、仲介会社を介してのお仕事の案件獲得について2023年度後期から行わず、お客様からの直接のお仕事のみ取り組んでいく事に致します。

社内MTGの概要と意見について

社内MTGにて、スタッフ全員で仲介会社に対する意見を各々で述べて頂きました。

  • 仲介会社がまとめたお客様の要望がざっくりしていて、結局再度要望を聞き直す必要があり、あまり案件内容が役に立たない

  • 仲介会社がお客様に仲介費用が掛かる事を説明していない事が多々ある

  • 仲介会社によっては、商談成立だけで仲介費用を請求される会社がありお客様から相談される事がある

  • お客様目線だと、どこに相談すれば解らないので仲介会社を介する事で相談先を探せる

  • 仲介費用が掛かり、予算に合わないお客様が多い

  • 仲介会社からのシステム開発会社の引き合いで、実際にどんな会社なのかわかりづらいというお声を頂いたことがある

  • 仲介会社の仲介費用が何に掛かっているのか、分かりづらい(わからない)とお客様から聞いたことがある

など、全ては記載できませんが上記の様な内容が挙がりました。

仲介会社を介したお仕事の問題点とメリット/デメリットについて

仲介会社の主な流れについて

ここでは、まずは仲介会社のお客様/仲介会社/システム開発会社の構造について説明致します。

仲介会社を利用した場合の主な流れ
  1. お客様が依頼したいシステム開発のお仕事内容を仲介会社に相談

  2. 仲介会社は登録しているシステム開発会社にお仕事案件の受けて貰える会社を募集

  3. システム開発会社はお仕事案件にエントリー

  4. 仲介会社は、お客様に受けて貰えるシステム開発会社をご連絡と引合せ

  5. お客様は、依頼したいシステム開発のお仕事内容をシステム開発会社とご商談/契約

  6. システム開発会社は、お客様の開発

  7. 仲介会社は、お客様へ仲介手数料(または仲介成約料)の請求
    ※仲介会社からお客様への請求はない場合もありますが、お客様/システム開発会社の両方に請求する場合もあります

  8. 仲介会社は、システム開発会社へ仲介手数料(または仲介成約料)の請求

  9. システム開発会社は、お客様へシステム開発費の請求

  10. お客様は、システム開発会社へシステム開発費のお支払

という流れですが、⑦および⑧にて仲介会社へ仲介手数料または商談成立費などの名目にて手数料が掛かります。

問題点

上記の「仲介会社の主な流れ」の通り、仲介会社の主な売り上げは仲介手数料です。
仲介手数料は、お客様またはシステム開発会社に請求する場合もあればその両方に請求に請求する場合もあります。
また、

  • 数万~数十万円の定額の場合もあれば

  • 契約金額の数十パーセントなどの割合の場合もあります。
    一つの例になりますが、契約金額の場合は10~30%などが多いです。

この様に仲介手数料は、お客様またはシステム開発会社に掛かりまる。
仮にあるシステム開発のお仕事をお客様が依頼したいと思っていて予算が100万円とした場合でかつ100万円で契約締結したとした場合、
※ここではすべての予算上限は、100万円とします。

  • お客様に仲介手数料が掛かる場合は、予算の100万円のうちから仲介手数料を支払う必要があり、予算枠に対し、システム開発費とは別に仲介手数料が少なくない金額が掛かり、予算枠でシステム開発の依頼が出来ない事がありえる。

  • システム開発会社に仲介手数料が掛かる場合は、商談成立にて仲介手数料が掛かる場合でお客様と契約締結出来なかった場合は、単純に仲介手数料が掛かりシステム開発会社の経費負担が増える。
    契約締結出来た場合は、システム開発費から仲介手数料を捻出するなどをした場合は、契約したシステム開発費から仲介手数料分が差し引かれ金額で実際のシステム開発をする必要になり、仲介手数料を差し引かれた金額でシステム開発が行えない場合は、開発費が増額されるなどが出てくる。

といった様に、何らかの形で巡り巡ってお客様に仲介会社の仲介手数料を中心に開発コストや開発品質などで負担が生じる事があります。

メリット

仲介会社を介した案件のお客様とシステム開発会社のメリットについて、記載致します。

  • システム開発を依頼したいが相談先がわからないが、仲介会社を介する事で様々なシステム開発会社と会える可能性がある(お客様視点)

  • システム開発を依頼したい様々なお客様に出会える可能性がある(システム開発会社視点)

デメリット

  • どんなシステム開発会社が来るかは不透明であり品質がまちまちである(お客様視点)

  • 仲介手数料が高くて、相談もできにくい(お客様視点)

  • 仲介手数料が掛かり、予算内でシステム開発を依頼出来ない場合/依頼を受けられない場合がある(お客様視点/システム開発会社)

  • 仲介会社に説明した内容を、もう一度システム開発会社にお話する必要がある(システム開発会社)

まとめ

弊社では、仲介会社を介しての案件獲得については「弊社の結論について」にて記載した通り、2023年度後期から行わずお客様からの直接のお仕事のみ取り組んでいく事になります。
理由としては、仲介会社の仲介費用がお客様に負担となる事が多いという意見などに接しており、直接のお仕事のご依頼にて負担となっている仲介手数料が掛からない明確な費用を算出をもとにした契約に取り組んでいくと共に、システム開発に掛かるコストを下げつつ品質を上げるを信条にしつつ、様々なシステム開発に取り組んでいくんで行きます。

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