あの人との居心地の良さの秘密
友達でも恋人でも「居心地のよさ」というのは
長く関係を続けていくのに必要不可欠な要素だと思う。
よく「波長が合う」「フィーリングが合う」「一緒にいると落ち着く」とかいけれど、無条件にそれがあるのではなくて、相互のリスペクトや思いやり、気遣いの上で「居心地」は成り立っているのだと思う。
親しき中にも礼儀ありではないけれど、仲が良い=何も考えずに好き勝手振る舞える事ではないと思う。親友でも、家族でも、夫婦でも。
実際に最近の話で、久しぶりに会う友人に対して「あ〜居心地がいいな〜。」としみじみ感じたのだけど、振り返ってみるとその時間には、お互い思いやる気持ちや気遣い、尊重し合う気持ちがふんわり漂っていたことに気付いた。
その日友人はかなり精神的に疲れていた。
そのことは会う前から知っていたので、普段たくさん話してしまう私は、
「今日は話を聞くことに徹しよう」
「できるだけのんびり過ごせるようにしよう」
「たくさん笑って、明るい気持ちになってもらえるといいな」と意識して会うことにした。
私の思いが届いたのか、友人は楽しそうにしてくれた。私もそれを見て嬉しい気持ちになって、心からまた会いたいなぁと思い、別れた後も余韻に浸った。幸せな気持ちだったし、この子と友達でいれて嬉しいなぁと思った。
私がそうしたように、友人も私に配慮し居心地の良さをくれたのだろうと思う。
親しければ親しいほど、思いやりや配慮の気持ち、相手を尊重する気持ちを表現することが少なくなってしまう事もあるかもしれない。
なぜなら、「親しい仲」っていう看板があるおかげで、それでも嫌われずに成り立ってしまうことが多いから。
だけど、私は親しい相手にこそ思いやりや配慮、尊重する気持ちを意識したい。だって、大切だから。
「それでも成り立つ」ではなく「いつも一緒にいると気持ちいい」がいい。
学生時代は学生時代なりの人間関係の難しさはあったけど、大人になってからは、それぞれがいろんなステージに進み、紆余曲折し、その中で様々な価値観が生まれていくから、またそれなりの難しさがある。話題や、言葉の地雷も増えたように思う。
だけどそれで萎縮したコミュニケーションをとるのではなく、相手をよく見て、気持ちのいい時間を過ごしたいと思う。
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